小1~5☆冬休みのおすすめ勉強法と保護者様の課題

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(中学受験)冬休み

小6向けの記事が続きましたので、本日は小1から小5の保護者様に向けた内容です。

小学校が冬休みに入り、塾の冬期講習も始まりました。冬休みは期間が短いため、塾の冬期講習を申し込まずに、自宅学習をされるお子様もいらっしゃると思います。

年末年始は楽しいイベントが盛りだくさんなため、無計画で過ごすと本当に何の勉強もしないまま冬休みが終わる可能性があります。

冬休みの使い方で、新学年のスタートの切り方が大きく変わってきます。本日は、冬休み期間におすすめしたい勉強方法と保護者様に年末年始にやっていただきたいことをご紹介します。

■冬期講習参加なら毎回のテストを頑張って!

冬期講習の内容は、9月から12月までの総復習です。したがって、ご自宅で独学で総復習ができるお子様や、定期的に総復習をくり返しているお子様は、必ずしも冬期講習に参加する必要はありません。

すでに申込済であれば、せっかくの機会なのでテキストの初めて見る問題を自力でどれくらい解けるか確認しながら宿題を進めていただきたいです。

冬期講習に参加しないでテキストだけを購入されているお子様も同様です。初見の問題を制限時間内でいかに多く解けるかが、公開学力テストや実力テストで高得点を取れる鍵になります。

お子様一人で自習をさせると、一定割合で解答を写して終わりにする方がいますので、できれば目の前で時間を計りながら問題を解かせる方がよいです。

そして丸付けまで保護者様が担当してください。結構いい加減に解いていると思います。間違えた問題は付箋を付けて、3日以内にもう一度解かせてください。

テキストだけを購入して冬期講習に参加しないやり方の最大のデメリットは、復習テストを受けられないことです。やはり、テストがあると点数を取りたいので宿題を解く本気度が変わってきます。

■講習不参加でも手持ちの教材で勉強できます

冬期講習に参加しない、冬期講習のテキストも購入しない場合のおすすめの総復習方法をご紹介します。それは、9月から12月に塾で使った教材を活用しての勉強方法です。

具体的には、テキストと復習テストを前から順に解き直すだけです。十分な時間がある場合は、テキストを前から順に解き、時間のない場合は復習テストを前から順に解きます。

9月以降の復習を全くしていない場合、冬休みに解き直した復習テストの点数は最初の点数よりも低くなるかもしれません。

復習テストを解き直して出来なかった問題には日付と印(×など)を鉛筆で薄く書き、付箋を付けておきます。2学期分の復習テストを全部解き終えたら、もう一度間違えた問題を解いてください。

冬休みの間ずっと真面目に復習テストの解き直しを続ければ、1月の公開学力テストは確実に成績が上がります。

■算数>理科>社会の順に復習に力を入れる。国語は?

テキストや復習テストの解き直しは、必ずしもすべての科目で実施する必要はありません。

お子様の成績にもよりますが、優先順位の高い順に並べると、

算数=最レ算数>>理科>(社会:5年生で受講されている場合)の順です。

国語は?と疑問に思われた保護者様もいらっしゃるかもしれませんが、冬休みに国語力を向上させたいとお考えの場合は、国語だけは別のやり方をおすすめしたいです。

国語の学習方法を説明するとおそらく1冊の本が書けるくらいの分量になってしまいますので、ごく手短にまとめます。低学年で国語が苦手なお子様であれば、2学期に授業で学んだテキストの読解問題を保護者様がお子様と一緒に解きながら、読み取りの解説をします

解説するのが難しい場合は、国語の個別や家庭教師を依頼するのも1つです。国語だけは集団授業で力をつけるのは難しいです。今できなければ、同じ学習方法を続けても来年もできず、その状態が6年生まで続きます。

あるいは、保護者様は腹を括って、私のように国語の指導方法を身に付けて、お子様に一から教える方法もあります。

■おすすめの読解&記述対策教材

国語の学習方法ですが、4年生まではテキストの読解問題を大人と一緒にもう一度解いてみるでよいですが、5年生は少し異なります。あと2カ月で6年生のカリキュラムが始まるため、それまでに始めていただきたいことがあります。

それは、記述問題対策です。すでに50文字程度の記述問題が解けるのであれば改めて対策をする必要はありません。今の学習方法を続けていただきたいです。

5年生冬休みの時点で記述対策を全くしたことがない場合、6年生で苦戦することが予想されます。「浜学園の記述錬成講座に参加しても書けるようにならない」とコメントで質問をいただきましたが、集団授業で記述力がつくとは私には思えません。読解でさえ集団授業で学ぶことは難しいのに、ましてや文章を書く練習は個別指導でないと力はつかないと思います。

文章が書けないお子様が記述力をつけるには、保護者様がマンツーマンで書き方を教えるか、個別か家庭教師の指導を依頼するか、のいずれかしかないと思います。

マンツーマン指導でも月2回では頻度が少なすぎます。せっかくの冬休みなので、1日1問の記述問題を練習していただきたいです。

記述対策でいちばんおすすめしたい本は「国語の神技」です。この本の技術をすべて身に付ければ、どんな中学校の記述問題でも解けるようになります。そのくらいレベルの高い本です。

赤本を解く前に入試レベルの問題で読解対策をされない場合のおすすめの本は、「塾で教える国語 論理的文章の読解」「同シリーズ文学的文章の読解」です。残念ながら絶版です。問題の質が良く、解説がしっかりしています。大判なので使いやすいです。絶版本をブログで紹介すると、すぐにAmazonの出品価格が上がってしまうため、いいなと思われた保護者様は即ご購入されることをおすすめします。すぐに売り切れまたは値上げになる可能性が高いです。

■理科と社会は暗記と実践演習の併用で

理科と社会については、長期休暇だからこそできる暗記の総復習をしていただきたいです。正月を除いても7日以上あります。毎日理科と社会の総復習を続ければ、公開学力テストは間違いなく高得点が狙えます。

モレや抜けのない総復習と、時間をかけるだけではなく、確実に暗記していることを毎日確認してください

暗記(インプット)が終わったら、次のステップとして実践演習(アウトプット)が必要です。公開学力テスト対策であれば、公開学力テストを作成する浜学園の問題を解くのがいちばんよいので、お持ちであれば公開の過去問を、お持ちでなければ「ウイニングステップ」ぐらいの難易度の問題集がおすすめです。

ウイニングステップは日能研の本で、アウトプット練習用に我が家は理科と社会は全部持っていました。

理科4年理科5年理科6年物理・化学理科6年生物・地学

社会4年社会5年社会6年地理社会6年歴史・公民

■保護者様の課題はテスト類の完璧な整理です

最後に、冬休み期間に保護者様にしていただきたいことです。1つだけです。それは、復習テストや模試の完璧な整理です。

  • 今の学年の復習テストはNo.1からすべて揃っていますか。
  • 問題と解答がセットでありますか。
  • 問題は解き直しができるように書き込みを消しゴムで消してありますか?
  • 科目ごとにB4サイズのファイルに綴じて、いつでも問題集のように解ける状態になっていますか?

整理整頓は面倒ですが、保護者様が見本を見せないと、お子様は永遠に片付けができるようになりません。我が家は私が整理整頓大好きで、プリント類は完璧にそろえていましたが、ぼんず君は浜学園でワースト3位に入るくらいに片付け下手でした。

必ずしも親が見本にならない例ではありますが、保護者様がきちんと復習テストや公開学力テストを整理していれば、いつでも解き直しに使うことができます。

年末年始はクリスマスやお正月、テレビの特別番組など、楽しいことが目白押しですが、算数と理科は総復習をしておくと、2月からの新学年開始時に良いスタートが切れると思います。

1月には実力テストもあります。次のクラス替えで1つ上を目指しておられる方は、年末年始の総復習が目標達成の近道です。

1日中、勉強ばかりする必要はありません(除く小6)。保護者様が効率的で無理のない計画を立てることで、娯楽と勉強の両立は可能です。

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