■最高レベル特訓算数は受講資格制です
1月中に書こうと思っていたテーマですが、書くのが遅くなってしまいました。
本日のテーマは、浜学園の算数オプション講座、最高レベル特訓算数です。
オプション講座ではありますが、浜学園のすべての講座の中でもっとも完成度が高いコースです。塾生で受講しないのはもったいないです。マスターコースの校舎で開講していないために受講を見送られているお子様もいらっしゃるかもしれませんが、最レ算数を受講する・しないで算数の学力は追いつくことができないくらいの差が開きます。
最高レベル特訓は、受講にあたり資格が設けられています。ぼんず君は資格のことを考えたことがなかったので気にしたことがありませんでしたが、なんと公開学力テストの順位が資格なのですね。
- 小3:2科総合または算数の順位が300位以内
- 小4:3科総合または算数の順位が600位以内
- 小5:3科総合または算数の順位が700位以内
- 小6:3科総合または算数の順位が600位以内
教室に通うことが難しい場合はWebスクールでの受講も可能です。本当は毎週の復習テストで競い合うところに浜学園の良さがありますので、Webスクールよりは対面授業をおすすめします。
浜学園がお近くにない地域のお子様にはWebスクールが便利です。力試しに、力をつけるために受講をいかがでしょうか。
■最レ算数受講をおすすめする学年とクラス帯
最レ算数の資格なのに、なぜ算数だけではなく総合順位でも受講可能にしているかは、推測ですがおそらく救済措置ではないでしょうか。より多くのお子様が最レ算数を受講できるようにとの塾の配慮だと思います。
一方で、最レ算数の内容は1学年先取りです。ある程度算数の力がないと受講しても「お地蔵さん」のように座っているだけになる可能性があります。
新4年生を例にして考えてみます。小3の資格が300位以内で、小4の資格が600位以内からも分かるように、4年生で塾生が倍近くになります。600位は上位1/3程度、偏差値は55くらいでしょうか。偏差値は問題の難易度で大きく変わるために具体的な点数を挙げるのは難しいですが、小4なら75~80点くらいかな?と思います。
公開学力テストだとイメージしにくいので、毎週の復習テストで考えてみます。算数の復習テストで毎回8割得点できているなら、最レ算数にチャレンジするのはいかがでしょうか。もちろん公開学力テストの資格をクリアしなければなりませんが、多少ギリギリ枠であっても最レ算数は受講する価値のある講座です。
特に、
- 4年生以降でVクラスを狙う新3年生、
- Vクラス在籍の新4年生
- SからVへのクラスアップを目指す新4年生
- 新5年生の最レ資格保有者
に受講をおすすめします。
■教材の素晴らしさは日本一かも
受講をおすすめするいちばんの理由は、教材が素晴らしいことです。
特に小5最レ算数はこれまでに見たどの塾のテキストよりも素晴らしい内容です。これを全部マスターすれば、灘・甲陽・東大寺(最近の西大和と洛南は研究していないので分かりません)以外の算数入試に対応する力がつきます。
我が家は暗記するくらいにこのテキストをやりこみました。表紙がペラペラなので補強したりカバーを付けて使用することをおすすめします。
5年生で算数の力を付けたいお子様は最レ算数を受講して、テキストをしっかりやりこんで、毎週の復習テストで110/120点を目指してください。西宮のVクラスなら平均点は100点を超えているのではないでしょうか。
5年生で最レ算数復習テストの平均点が毎回100点を超えていれば、6年生マスター算数の学習が楽になります。
そこまで突き抜けたお子様でなくても、最レ算数のテキストを春休み、GW、夏休み、冬休みと、ひたすら解き続けてください。1問5分ルールでタイマー計測もセットです。
これを真面目に続ければ、5年生までの間は公開算数の偏差値が60を切ることはなくなります。
■5年最レ算数テキストの具体的な使い方
このブログで何度もご紹介させていただいております、算数ソムリエ先生の2020/3/6ブログ記事に、5年最レ算数テキストの構成と具体的な活用方法がかなり詳しく説明されています。
読んでみると「なるほど」と思うことだらけです。
まず、1単元16問構成のうち、何問かおきに問題が難しくなってぼんず君の手が止まることがありました。また、後半になるに従って「解くのがイヤ」と言うことがあり、「なぜ?後半だけ難しいんかいな」と何度も思うことがありましたが、まさにそのとおりのようです。
1問目、2問目→3問目でまとめ(応用)
4問目、5問目→6問目でまとめ(応用)
7問目、8問目→9問目でまとめ(応用)…
13~16問目は応用問題
という、考え抜かれた構成です。
テキストと同じくらいの厚さの解答が別冊で用意されているのも分かりやすいです。
単元はこれでもかと思うくらいに細分化されているため(毎回2単元ずつ授業が進むので、単元数がマスターの2倍あるために細かい分類が可能となります)、苦手な単元を選んで復習することができます。
算数ソムリエ先生のブログは、アメブロのプロ算数先生の中でもっとも優れた内容です。この先生の個別指導枠はどうやったら取れるのでしょうか。習ってみたい先生です
■Vクラス算数は最レ受講前提で授業が進みます
最レ算数の受講をおすすめする理由はまだあります。
新4年生以降のVクラス算数であれば、多くの算数の先生は「これは去年の最レでやったと思うけど」という説明が一言つくことが多くなります。Vクラスのお子様であればほぼ全員が最レ受講生です。最レで学んだことが前提で授業が進みます。
さらに、最レを受講することで1年分の反復学習ができます。最レ算数の内容は1学年上の算数と同等レベルのため、小3で最レ算数を受講すると、3年生と4年生で4年生の算数を学習することになります。
5年生までの算数は反復学習が効果的です。最レで学習した内容を忘れた頃に翌年のマスターで再度学習する。マスターの教科書を見ると「去年の最レでやったわ」と感じられる似たような問題が何割か見られます。
「やったわ」と思い出せるだけでも、その単元の内容がある程度記憶に残っているので大成功です。あとは、やった問題がすぐにスラスラ解けるかが問題です。
最レを受講していなければ、マスターで初めて見る問題、単元ばかりです。マスターの宿題処理時間も早くなります。
■6年生最レ算数は評価が二分する内容です
5年生の最レ算数は関西だけでなく、全国の塾教材の中でもトップクラスの内容ですが、6年生の最レ算数は賛否が分かれます。
教材の内容が保護者様が小学生の時に受講した時と同じで改訂されていないことがいちばんの原因です。黒電話が問題の中に出てきます。40年ほど前に一般家庭で使われていた固定電話機ですね。
浜学園には6年最レ算数を何とかしていただきたいです。
我が家は6年生最レ算数は受講しませんでした。直前まで受講を悩んで教科書を購入し、じっくり分析した結果の結論です。6年生で最レ算数を受講されない場合、特にVクラスのお子様は演習量が不足しますので、どこかで穴埋めが必要です。
新学年の2月は始まったばかりです。今からのスタートであればカリキュラムに後れを取らず参加することができます。迷っているのであれば、まずは受講をおすすめします。
しんどければ辞めればいいのです。テキストは後から必ず役立ちますので入手しておくだけでも価値があります。
まずは受講して、マスターコースとの両立ができるかどうか、体や生活リズムを塾のカリキュラムに慣らすところからスタートです。受講するとしんどくなりますが、価値はあります。
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