どのテストも真剣に受験して、返却テストを見直す習慣を。

スポンサーリンク
中学受験全般

■2月公開学力テストの結果が出揃いました

2月度公開学力テストの結果がマイページで発表になり、教室で答案コピーが返却された頃ではないでしょうか。

新学年最初の公開学力テストは前学年の全学習内容から出題されます。定期的に総復習を行っているお子様は点数が崩れることなく、目標とする順位や偏差値に届きましたでしょうか?

残念ながら想像していた点数が取れなかった場合、それでもいいのです。点数は毎回多少は前後するものです。テスト前にお子様が努力していたのであれば、「今回は目標に届かなかったけど、この努力を翌月に向けてまた続けていこうね」と励ますことが大切です。

努力していない場合は、褒めることはできません。努力していないから点数が取れない。当たり前のことに気づいてもらわなければなりません。

■新規塾生に負けないように頑張るのみです

学年が上がるほどに塾生の人数は増えていきます。中学受験を本気で始めようとする割合も増えて、さらにこれまで自宅や他塾で基礎学習を継続してきた実力層が増えれば、偏差値は下手をすると5から10下降する可能性もあります。

進学塾に長く通えば成績が上がるのではなく、そこで何を勉強するかが勝負です。塾に慣れてしまうと通塾開始当時の新鮮な気持ちを忘れがちです。2月から新たに加わった仲間を見て、通塾当初の「がんばろう」という気持ちをお子様には思い出していただきたいです。

一部の最難関中学校で高入りを1クラス(またはそれ以下の数名の学校もあります)だけ募集する中学があります。

これは中学校3年間を高校受験なしにぽややんと過ごしてしまったお子様に刺激を与えるための高入り募集であることは、学校説明会や先生のインタビュー記事でも知られていることです。

■どんなテストも本気で受ける姿勢が大切

本日はテストに関する話題です。

まずはテストを受ける際の心構えについてです。テストであれば、どんな小さなものであっても本気で受ける姿勢を大切にするよう、お子様に常に伝えていただきたいです。

塾の試験だけではなく、小学校のカラーテスト、計算テスト、漢字テストなど、試験範囲があり、得点換算されるものはすべてです。

「小学校のカラーテストは簡単」、とぼんず君はよく言っておりました。「それならなぜ毎回満点ではないの?簡単だよね?」と私が聞いた時のぼんず君の答えは毎回同じでした。

「小学校のテストは本気で受けていないから」

これはただの言い訳です。満点のことが多かったですが、本気で受けても満点は取れないこともあります。要は、小学校の勉強内容でも知らないことや勘違いする内容があるということです。

■勉強も運動も基本の反復練習が不可欠

簡単なテストはいい加減な姿勢で受験をするものの、大切な試験は真剣に受けて高得点を狙う。

この考え方は間違っているよ。とぼんず君には何度も話をしました。

集中力や試験を解き続ける持続力は、そんなに簡単に身に付くものではありません。試験に対する集中力を養ういちばんの方法は、試験を受けることです。

小学校の試験であっても、自分がどこまで集中して問題が解けるかを練習する場だと思って受けてごらん。小学校の勉強だからとバカにするのではなく、理科や社会は教科書から入試問題が作られているくらいなんだから、授業中にぼっとするくらいなら私が赤で囲んだ教科書のページをじっくり読んで暗記すれば?とアドバイスしました。

勉強と運動は能力向上の過程が似ています。基本的な反復練習をおろそかにすると、本番で力を発揮することができません。どんな機会も軽んじないで大切に使っていただきたいです。

■返却テストは最高の教材です

返却テストの扱いも、受験姿勢と同様に大切にしていただきたいです。

返却されたテストは、現在の学力で不足する箇所を示してくれる最高の教材です。試験を受けっぱなしで見直しもしないお子様で、成績優秀な方は少ないと思います。

それは、問題集を解いた後に、丸付けもしないで放置するのと同じことです。

2月度公開学力テストの返却答案はぜひとも全科目の見直しをしていただきたいです。

特に見直しが面倒な国語と算数は丁寧に見直しをする必要があります。国語は間違い内容を分析して、きちんと解説し、もう一度解かせてみることが大切です。

何度か練習すれば、4年生までは90点台が狙えますし、5年生でも80点台を目指せます。

6年生の公開はちょっと別次元なので点数の予測は難しいです。

■時間不足は能力不足。訓練から頑張る

6年生だけに関しては、公開学力テストの見直しはごく軽く行って、その分の時間は他の学習に費やす方がよいです。算数と理科は6年生でもきちんと見直す必要があります。

「まだ本気を出していない」

「本気を出したら解けるのに」

とぼんず君も言うことがありました。そんな時は、

今すぐ本気を出してもらおうじゃありませんか。と公開学力テストの過去問や5年生後半からは入試問題の過去問を「ほい、本気出して解いてみて」とタイマーで時間を計ってやらせたものです。

「残り時間の計算を間違えた。ちゃんとやったら解けたのに」と同じで、これらの発言は言い訳です。時間が足りないのではなくて、足りないのは能力です。

「お母さん、きびしー」とよく言われましたが、厳しいことは誰も言ってくれません。嫌われますから。だから親が言うしかないと思っています。たまには褒めますけどね…。

  • 英語&数学の先取り学習に最適!
  • 月額980円(税抜)で申し込めるのは2/18, 11:59まで!
  • それ以降は1980円に値上げされます。

コメント

error:Content is protected !!