■休講期間の単元は理解が不十分かも
学校の休校期間が長すぎて、自宅で過ごすことにお子様が飽きてきていないでしょうか?
ぼんず君の日中をwebカメラで確認すると、たいていカメラにタオルが掛けられていますが、のんびり自習をしている模様です。
学校よりも一足早く塾の授業が始まっているお子様が多いと思いますが、塾が休みになった2週間分のカリキュラムの学習はいかがでしょうか?
塾の経営事業を考えると半月分の月謝を返金することは難しいので、休講となった2週分の授業はどこかで補講をすることで相殺されると思います。
浜学園の場合は学年が上になるごとに1週間の授業数が増えることもあって、別の日に補講だけ実施することは難しいでしょう。テストの時間を使う(またはテストの内容を簡略化する)か、授業や補講の内容をダイジェスト版にするしか方法が思いつきませんでした。
台風や大雨で1日授業が飛ぶくらいなら月末の調整日に代替授業を実施すれば穴埋めはできますが、丸々2週間となるとそれでは追い付きません。
いずれにしても、年間カリキュラム数は決まっているため、web授業や補講で受けた単元は復習テストを真剣に準備しなかった分、理解度が十分ではない可能性があります。
学校が休校期間中であれば、時間に余裕がある今のうちにぜひともしっかりと復習をしていただきたいです。
■鉄緑会の最終週は2回分まとめて授業
鉄緑会は3月12日から授業が再開されました。2週間近く休講になりましたが、幸い3月初めは中学・高校の期末考査の時期と重なるためにダブル授業(同じ授業が2週間続けて行われ、学校の考査日程に合わせてどちらか1週の塾を休む仕組みです)だったので、実質授業が飛んだのは1週だけです。
その1週分の授業をどうやって穴埋めするのだろう。鉄緑会の春休み期間に補講をしてくれるのかな?とほんの少しだけ期待していましたが、実際はなんと、1回の授業で2回分の内容をまとめて講義するそうです。
無理です。
1回の内容だけでも相当多いのに、どうやって2回分をまとめて解説するのでしょうか。
ぼんず君に聞いてみたところ、「最終週の内容はまとめだから、じっくりやらなくても大丈夫だよ」と、相変わらず楽観的でした。
■中2数学の最終週は重要単元です
そもそも、第19週の授業を受けた翌週までの間に、第20週と21週の問題を全部解くのは量が多すぎて無理だろうと思ったところ、「最終週(20週と21週をまとめて講義する回)はその前の週の第19週の宿題だけを提出すればいいので、大丈夫だよ」と、のんびりした回答が返ってきました。
第20週と21週分の問題は、翌週に授業がないために復習テストがある時よりも取り組みに真剣さが欠け、また提出義務や先生の確認もないために全くやらなくても誰からも注意されません。
そのため、ぼんず君は間違いなくいい加減に流すか、知らん顔で新中3コースに進むことが予測できたので、暇を持て余していた休校期間中に第20週と21週の問題を解くように何度も言ったのですが…。
…まだ全部は終えていませんでした。
英語はまとめ単元なので飛ばすこともできなくはないですが、数学は対数の単元なので絶対にスキップすることはできません。
「英語よりも数学の方が大切だわ」と言いながら、数学中心に20週と21週の学習を進めていました。
最終週の授業が終わってから新学年の授業が始まるまでの間に、20週と21週分の演習を終わらせるようにさりげなくお子様にご確認いただけると安心です(このような確認は中学生までの間で、高1以降は放置しようかなと検討中です)。
■復習テストなしの単元はもう一度見直しを
今回の塾の休講で分かったことは、復習テストの有無で勉強の力の入れようが大きく変わることです。
浜学園時代も、1月16日から31日までの復習テスト結果は、成績表に掲載されず、クラス替えにも影響しないので、ぼんず君は必死にやらなかったことを思い出しました。
浜学園のお子様は、3月の休講で補講やweb授業に変わった単元はもちろん次回以降の公開学力テストの出題範囲になりますし、何よりも中学入試で出題される可能性もゼロではありません。
3月初めの講義内容は、国語は漢字、語句、文法が続いているかもしれませんが、それ以外の科目は重要な内容ばかりです。
算数の数の性質は必ず入試で出題される内容です。理科の植物の性質は公開学力テストで頻繁に出題されます。もちろん入試でもよく見かけます。
社会は地理も歴史も不要な単元はなく、1回目からすべて重要で、全部覚えなければなりません。
休校期間の残りと春休みを使って、3月の休講期間の単元を確実に理解した上で、4月以降の学習につなげていただきたいです。
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