※単純な男子に実証済です(サンプル1、名前:ぼんず、効果絶大)女子への効果は未知のため、お子さんの性格をご考慮の上、いけそうなら1度試してみてください。
ぼんず君は昔も今もやる気がありません。親が目の前で見張るから勉強しますが、親子バトルになり「もう中学受験なんか止めなさい!」と私が噴火すると「やったー」と布団に直行して寝ていました。(賢いお子さん達とぼんず君の最大の違いはここですね)
そんなぼんず君のやる気を引き出すために、様々な小技をあれこれ試しましたが、最も効果があったのは
小遣いです。
我が家は小学校時代は定額のお小遣いを与えていませんでした。必要なものやおやつは私が買って渡していました。お財布は持ってましたが中身は空。
それでは寂しいのか、子ども銀行の小銭を財布に入れてるのを見た時、「本物のお金を財布に入れられるよと褒美にすれば頑張るかも」と出来高制のご褒美制度を始めました。小4の春頃から始めたと思います。
スタート時の褒美は、
復テ1教科100点で100円
90点以上(理科は平均点以上)1教科で50円
平均点以下1教科につき-50円
週単位で計算、0円以下のマイナスはなし。
このアイデアをぼんず君に話した途端、計算を始めていました。「1週間で100円はもらえるよね?1カ月500円で、1年間で6000円! 〇〇円貯まったら、〇〇を買ってきてくれる?」と、物欲がスパークし始めました。
意外だったのは、私がぼんず君が喜ぶだろうと思っていた物とぼんず君が報奨金を貯めて買おうとした物が違っていたことです。
テストのたびにいくらもらえるか計算して、地道に小銭を貯め始めました。最初の頃は50円、100円で絶大な効果がありました。ただ、慣れてくると、その額をもらえるのが当たり前になってくるんです。
「少ない」とか「こんなに頑張ってるのに」とか「テストたくさんあるのに」など小遣いをもらいながら文句を言うようになりました。
次に、仕方なく、公開学力テストの順位、偏差値も報奨制度に加えました。
50傑(灘合資格)で3000円
すごくやる気になりました。小5の冬頃まで途切れることなく灘合に参加できたのはこのおかげです。100傑と各教科偏差値65以上も基準に加えました。取れるものなら取ってみなさいという気持ちでした。
公開は予想以上に基準をクリアし続けたので、公開分のご褒美は手渡しを止めて、専用口座を開設してそこに貯金しました(ぼんず君はその存在を今や忘れています)。
小6になると、値上げ交渉をされました。100円玉では気持ちを維持できないってなんだその理由は?と思いましたが、受験が終わったら即止めるつもりで100円玉から500円玉にアップしました。大喜びで500円玉を積み上げて何かを買う計画を立てていましたが、その大半はマクドと7-11で使ったと思います。
中学生になっても、基準を多少見直しながら、報奨制度は続けています。金額は500円から上げていません。代わりに定額小遣いはなしです。塾での結果が良ければ、1週間で1500円以上になることもあるので私の感覚では「渡し過ぎ」と思いますが、ぼんず君に言わせると飲み食いしたら全部なくなるそうで、欲しい物の購入にはほど遠いそうです。
ご褒美制度は、最初は絶大な効果がありますが、だんだんもらうのが当たり前になるので、導入開始はできるだけ遅い方がよいと思います。
小5で100円、小6のどこかで500円玉投入、夏までのオープンA判定で2000円、秋以降に3000円投入と、少しずつ上げていかないと効果が維持できません。
あまりよいやり方ではないと思いますし、賛否両論だと思いますが、個別指導塾で1回指導を受けるだけで15000円ほどかかることを思えば、少ない金額で、子どものやる気を引き出せます 奥の手にどうぞ
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