[記事紹介]「多様な入試」で合否を決める私立中のホンネ

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中学受験_記事紹介

本日は、東洋経済オンラインの記事、「多様な入試」で合否を決める私立中のホンネ~入学後に「伸びしろ」ある生徒に門戸開く~をご紹介します。著者はフリーライターの吉岡名保恵氏で、多様な選考で門戸を開き、独自の入試を実施している学校の事例を紹介します。

■「私は女子にしばられない」をキャッチフレーズに教育改革中の女子校

1校目の事例は、日本大学系列で唯一の女子校で、東京都板橋区にある日本大学豊山(ぶざん)女子中学校です。2016年に就任した柳澤一恵校長のもとで数々の教育改革を実行しています。

入試では4科・2科入試のほか、適性検査型と思考力(プレゼン)型を行ってきました。2020年度からは帰国子女、2科選択型、英語インタビュー型の3つを加えて7種類もの試験形式を用意します。

ユニークなのは2016年度から行われている「思考力(プレゼン)型入試」です。受験生は10ほどのテーマから好きな課題を選び、画用紙で資料を作って発表する形式です。

昨年度、出されたテーマは「熱中症」「おしゃれ障害」「身の回りのマークや記号」「2020年に向けて」「外国人にお勧めの日本の観光地」などバラエティーに富んでいます。特別な受験勉強をせずとも日々、さまざまな話題に関心を持ち、小学校での学習に取り組んでいれば十分に対応できる入試とも言えます。

導入して3年になりますが、プレゼン型で入学した生徒はその後の成績の伸びがよく、潜在能力の高さを感じている、と柳澤校長は話します。このような多様な入試を用意している背景には、柳澤校長自身の強い思いがあります。

「受験勉強のためにずっと続けてきた習い事を辞めた、といったお子さんの話を聞くととても残念に思います。これからは何もかもなげうって受験勉強に集中しなければいけない、という時代ではなくなるでしょう。

好きなことを通じて身に付く“やり抜く力”、“乗り越える力”があれば、学力は入学してから十分に伸びます。だからこそ各自が得意なことで挑戦できる入試を用意し、入学後に多様な生徒が集まることで新しいウェーブを作ってもらいたいのです」

■教育方針の1つは「他者と関わる力を大事にし、コミュニケーション能力を高める」

皇居にも近い都心の共立女子中学校(東京都千代田区)の事例です。1学年8クラス、約320人と都内の女子校としては屈指の生徒数を誇ります。高校から募集を行わない完全中高一貫校です。

「東京一出会いの多い女子校」というキャッチフレーズ通りに多彩な個性がぶつかりあう環境にあります。 学校の考えをメッセージとして伝えるために、入学試験は海外帰国生入試と4科型入試に加え、「合科型入試」と「インタラクティブ型入試」を導入しています。入試は中高6年間の入り口だからこそ、多様な尺度で評価することを盛り込みました。

インタラクティブ型入試別途行われる算数の試験は計算問題や一行題が中心で、受験勉強のスタートが遅くても間に合う内容です。そのため通塾していないが英会話は習っている、もしくは、帰国時期などで海外帰国生入試の受験要件には満たないが英語学習を続けていた、という受験生も多いです。

保護者や塾の関係者からは特殊な形式での選考に不安の声も聞かれるそうですが、「いま小学校で受けている教育が随分と変わってきていて、グループワークや発表の機会が増えています。そのため意外とお子さんは抵抗感なく受験できているようで、発表も堂々としていました」(同校広報部主任の金井圭太郎先生)。[記事終わり]

最近流行りの教育方針を前面に押し出す学校事例として面白いかなと思い、記事をご紹介しました。新設校または振興校の進学説明会で見聞きする教育方針に

  • アクティブラーニング
  • コミュニケーション
  • 多様性重視
  • 英語力重視

などがあります。もう一つの特徴として、上記のような教育方針を打ち出す学校は女子校であることが多いです。

あくまでも私の推測ですが、これらの耳障りよい教育方針は受験生増加を狙う意図が見え隠れして、実はあまり好きではありません。

記事の内容に1つだけ賛同できることは、大勢の前でのプレゼンスキルや英会話力などは定期的に訓練しないと上達しないので、入学後の授業は生徒にプラスになることです。

例えば、英検の2次試験ではごく初歩的なスピーキングテストがありますが、ぼんず君に私が教官役で模擬面接をしたら「態度ゼロ点」を付けたくなるような出来でした。

ぼんず君は知識面では小粒ながらも整っていると思いますが、面接、プレゼンなどの表現力は皆無です。いつまでも私が先生役を続けることもできませんので、学校でこのような授業があると助かります。

大学卒業後、日本の企業で働くことになっても英語での会議やネットワーク上でのプレゼンは当たり前のように対応しなければなりません。仕事場では「最初は下手でもいいから」は通用しません。

中学校、高校の授業の場で、失敗したり、級友からの指摘やアドバイスを通じて、プレゼン能力や自分の意見を簡潔にまとめて相手に伝える能力(できれば日・英の両方)を身に付けてほしいものです。

相手に何かを伝えるために頭の中で自分の考えをまとめる過程は、大学入試二次試験の小論文対策にもなります。どんなお題が出てきても、800文字程度の論文にまとめ上げる力にも通じます。

中学受験の国語問題で100文字程度の記述対策に苦しんでいた我が家は、あと4年で小論文が書けるようにしなければなりません。(どうやって??)

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