■タイトルは重いですが、本日は軽目のお話です
6月第1週が終わりました。学校の始まったご家庭は、ものすごく慌ただしい1週間だったのではないでしょうか。今週はぼんず君も忙しそうで、普段はわずかな時間にスクワットをしてスマホゲームの時間を確保していましたが、今週は「できないから代わりに進めといて」と私がゲーム進行を託されてしまいました。
私はパックマン以降、ゲームをした記憶がないくらいにゲームから遠い世界で暮らしています。ゲームやLINEのアプリを使うよりも、社会の教科書を分析したり、赤本を解く方が面白いです。
ここしばらくは社会教科書まとめ教材を編集していることもあり、高校入試の赤本も眺めていますが、東大寺学園の社会は中学入試と高校入試の難易度がほぼ同じであることに驚きました。
ぼんず君に言わせると「高校入試の問題は、世界地理と政治経済分野は中学受験で勉強していないから(小学生は)解けないと思うけど、あとは解ける」とのことです。
■教える立場を経験すれば親のイライラが分かります
スマホゲームの操作をぼんず君からごく手短に説明されて、毎晩仕方なく操作を続けました。
ぼんず君が勉強する目の前でスマホゲームを進行させてましたが、私の動きがぼんず君が思うようなものでなかったようで、何度か注意されました。
私はそんな警告をまともに聞くわけはなく、「スマホゲームできなくても生活に困らないから」とマイペースでゆっくり操作を続けました。
「あー、もう。操作遅いね。何度同じことを教えればできるようになるの?」とぼんず君が言ったところで、二人で同時に笑ってしまいました。
このセリフは、私がぼんず君に勉強を教える時によく出てくるものだったからです。
ぼんず君は、「お母さんが勉強を教えながらイライラする気持ちがよくわかったわ」と、反省なのかどうか分からないことを言っていました。
ほかにも気が付いたことがあったようです。
- 「分かってる?」「聞いてる?」と声をかけても返事がないと気分が悪い。
- 上手にできるやり方を説明しているのに、下手な自己流を続けられると「だからうまくいかないんだよ」と思った。
- 忙しい中で時間をとって説明しているんだから、お礼くらい言ってほしい。
最後のお礼は違うだろうと思いながらも、いい機会になりそうだったので、ぼんず君の主張を一通り聞きました。上の3か条はすべてぼんず君が普段私にしている態度ですが、本人は自覚がありませんでした。
1つずつ具体的な場面を再現すると、「あー、答えるの面倒だったんだよね」と悪ぶれることのない返答ばかりでした。
私だけではなく、中学受験でお子様に勉強を教える保護者様の多くは、お子様の態度にイライラされているのではないでしょうか。何年間もお子様を我慢強くフォローしているのに、お子様はその大変さが分かりません。
教える側の気持ちを理解させるには、教える側に立たせてみると効果的です。
お子様が得意なこと(スマホゲームでもスポーツでも鉄道のうんちくでも、何でもよいです)を保護者様がお子様から教わる機会があれば、どんくささを多少プラスしながら教わることで、お子様に教えることの難しさを実感してもらえますよ。
我が家の場合は大変さが分かったからと言っても、「迷惑かけないようにするわ」の一言で終わってしまいました(>_<)。だいぶ大きくなったのですから頼みます、という気持ちです。
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