東大寺学園中学校の募集人員増が関西男子中学受験に与える影響

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■東大寺学園中学校の募集人員が増えました!

令和3年(2021年)度の中学入試実施要項を発表する学校がぽつぽつと出てきました。

ここ最近の発表でいちばん驚いたのは、東大寺学園中学校の募集人員が200名に増員されたことです(定員認可申請中)。昨年度までの定員は176名で入学者は180名以上が入学していますので、来年度は210名前後の入学が予想できます。

来年4月入学の中学生から5クラス編成になるのでしょうか。中学校の募集人員増員決定の背景などが非常に気になります。進学説明会に行ってみたいですが、東大寺は我が家からは2時間以上かかるために説明会への参加は1日がかりなので悩むところです。

中学校の進学説明会での内容も気になりますが、高校の進学説明会でのお話も同様に気になります。現在の中1から中3がそれぞれ高校生になる時の高校入試は実施されるでしょうが、2021年度中学入試で入学する新中1生が高校生になる時、高校入試は実施されない可能性が極めて高いです。「高校募集は停止します」などの公式発表を待ちたいと思います。

■東大寺定員増で最も影響あるのは…

東大寺学園中学校は関西屈指の中高一貫男子校です。東大寺学園中学の募集人員が増加することで、関西圏の私立中学・高校受験に及ぼす影響を考えてみました。

①東大寺学園中学校に合格しやすくなる

定員が増えれば、それだけ合格できる可能性が高くなります。もっとも、合格しやすいかどうかはその年の志願者数に大きく左右されるために現時点では断言はできませんが、チャンスは確実に増えると言えます。

東大寺学園中学校入試で2点差などのわずかな点差で不合格でなったお子様は、定員が24名多い年に受験していれば合格していた可能性が考えられます。

定員が増える=合格しやすい、という判断で、今後は東大寺学園中学の志願者が大幅に増える可能性も考えられます。

②大阪や奈良の難易度が近い中学校に与える影響

東大寺学園と難易度が近い中学校で真っ先に思い浮かぶのは、西大和学園と大阪星光です。西大和学園は共学であることや近年の大学進学実績を見ても突き抜けた存在であり、東大寺学園定員増の影響をあまり受けないと思います。

いちばん影響を受けるのは大阪星光でしょう。男子校、4科受験可、難易度が東大寺のひとつ下の位置づけであることに加えて、大手進学塾で「東大寺・星光コース」とひとくくりにされていることが理由の1つです。

東大寺と星光の両方を受験するお子様は非常に多く、2校とも合格した場合は東大寺に進学する方が例年でも多いのではないでしょうか。

東大寺の実質定員が30名近く増えれば、大阪星光に入学する成績上位層の人数は相当数減少することが予想されます。実際の影響は、2021年度入学の生徒さんの大学進学実績が出てこないと分かりませんが、定員増がある時とない時とでは、大阪星光の上位層の存在や大学進学実績に変化が出ると思います。

東大寺よりも難易度が高い中学校や大阪星光よりも難易度が高くない中学校は、東大寺学園定員増の影響は少ないでしょう。

③東大寺学園高校入試・数学の結果

中学受験では関西屈指の最難関中学校である東大寺学園ですが、関西の高校入試は公立重視の府県が多く、東大寺学園高校は併願校の位置づけです。2月に東大寺学園高校の入試があり、3月に府県立高校入試があります。府県立高校で合格すれば公立高校に、不合格であれば東大寺学園への進学を決める方が多いです。

東大寺学園高校の2020年度入試は、受験者241名に対して合格者196名、実質合格率は1.22倍と中学入試では考えられない結果でした。中学入試で僅差で東大寺学園に合格できず悔しい思いをしたお子様は、中学校3年間真面目に勉強すれば東大寺学園高校に合格する可能性は中学受験よりもはるかに高いです。

高校の実質合格率が年々低下するのを見て、いつ高校入試を止めるのだろうか…と私は思っていました。高入生は高校入試があるので中学3年間真面目に勉強する生徒さんが多いこと、入学後は中入生と高入生の学力差はあまりないと言われています。

しかし、2020年度高校入試結果を見ると、数学の合格最低点は28点です。2019年の数学の合格最低点はなんと8点です。ぼんず君に東大寺学園高校の数学入試問題を解かせると、8割は正解できます。

中学校の定員を増やすことと、高校入試の数学の結果は関連があると思います。

■高校で受験可能な中高一貫校は減少傾向

昨日の武蔵中学・高校の校長先生のインタビュー記事にもありましたが、高校の募集を止める中高一貫校が関東で出てきています。同じ傾向は関西でも起きることが予想できます。高校から入学できる中高一貫校は確実に少なくなっていくでしょう。

関西の上位公立高校に合格するためには、中学校の内申点をほぼオール5で揃えることが求められます。クラブ活動を真面目に参加し、クラス委員を積極的にこなし、先生との良好な関係を維持し、その上で学業でも完璧を目指すバランス型のお子様が求められます。

我が家のぼんず君は変わり者で先生受けは低評価なため、公立中学校への進学は「回避」の一択しかありませんでした。

バランス型のお子様でない場合、公立中学校進学後に高校入試で私立を目指すことは、高入生を募集する高校の減少にょり年々難しくなるでしょう。お子様を小学生のうちにバランス型に変身させるか、中学入試で中高一貫校に合格させるかを早い段階で見極めることが必要になってきます。

小学5年生であれば、お子様のおよその性質は判断が可能です。和田先生の書籍にもありましたが、中学受験をするしないに関わらず、中学受験用の勉強をしておくと中学入学後に非常に有利になります。

中学受験目的以外でも、先取り学習の一環として中学受験を捉えるとその必要性がより分かりやすくなるのではないでしょうか。勉強はどれだけしておいても困ることはありません。お子様が嫌がらなければ小3以降に浜学園の季節講習に参加させてみることで、ある程度の適性は見えてきます。

今年の夏休みは短いために夏期講習は平日夜間に実施されるかもしれません。適性を見るための季節講習参加であれば、冬期講習や春期講習の方が短期間で参加しやすいです。先過ぎて忘れそうですが、11月くらいに再度記事でご紹介します。

コメント

  1. 名無しの男子学生 より:

    高校募集は75期生から完全に停止するそうです。高校入試の実質倍率が1.2倍を切らないようにしているらしいですが、それだと入学者が確保出来ないとの理由からだそうです。ちなみに東大寺の編入に公立落ちはほぼいないですよ、灘落ちは多いですが。ほとんどが公立を受けずにそのまま入ってきます。東大寺受験層の公立志望はだいたい志望校に通ってしまうので。

    • bonzukun_mother bonzukun_mother より:

      こんばんは。コメントありがとうございます。高校入試の記事を書く予定で、そのタイミングでコメントを公開しようと思っていましたが、なかなか記事が書けず遅くなって申し訳ありません。貴重な情報をありがとうございます。

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