[中学受験]奇跡の合格を勝ち取る上で支えとなる要素

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(6年)入試直前特訓

■コロナ感染防止は大人の務めです

一昨日から急に寒くなりました。常時着用のマスクに加えて、マフラー、コート、手袋を使う季節がやってきました。ぼんず君は防寒小物を落としたり、外してそのまま放置することが多いので、紛失しても構わない安価な商品しか持たせておりません。

気温はぐっと下がりましたが、インフルエンザ患者数は非常に少ない人数で推移しています。東京大阪の定点観測数を時々確認していますが、今年はインフルエンザの爆発的な感染はなさそうです。

インフルエンザに代わって脅威なのは新型コロナウィルスです。大阪の年齢階級別報告者数グラフを見ると、未就学児から10代(19歳まで)までの患者数の合計は、全体の1割に満たない週が多いです。小学6年生までに絞れば、おそらく3%未満でしょう。基礎疾患をお持ちでないお子様は、過度に怖がらなくてもいいのではないでしょうか。

時々「〇〇小学校の児童が新型コロナウィルスに感染」というニュースを見かけますが、感染ルートは家族経由であるケースが多いです。お子様の感染を防ぐには、大人が徹底して予防することが最も効果があると思います。受験生がいらっしゃるご家庭は受験終了まで外食しない、不要な出歩きをしない対策をとっても大げさではありません。

■あと一歩で届きそうな志望校に近づくために

あと1週間と少しで小学校の2学期が終了します。大阪市の終業式は12月25日です。そして、6年生は長かった志望校別特訓が終わって、いよいよ直前特訓が始まります。

12月中旬にもなれば、大半のお子様は本命の志望校と併願校が決定しているはずです。ウェブ出願の中学校が多くなりましたが、調査書の提出が必要な中学を受験する場合は、12月中旬には小学校担任の先生に調査書作成の依頼しておかないと間に合いません。

本命の志望校は一貫して変わらないものの、志望校別特訓で1組や2組に在籍できないまま、直前特訓特訓を迎えそうだ…というお子様もいらっしゃるかもしれません。どのコースの志望校別特訓でも、1組と2組に入れなかったお子様は3組以降のクラスになってしまうために、本命を諦められずに直前特訓に臨むお子様の割合を数字にすると思ったよりも大きくなります。

塾によっては進学説明会資料である程度は開示されている情報ですが、志望校別特訓や直前特訓のクラス別合格率を見ると、1組>2組>3組…と、上のクラスになるほど合格率は高くなります。

それでは、3組や4組のお子様は1人も合格できないのか、というと、そうではありません。人数は少ないものの、どのクラスでも合格するお子様は若干数いらっしゃいます。

本日は、あと一歩で届きそうな志望校に近づく、奇跡の合格を勝ち取る上で支えとなる要素を考えてみます。

■最後まで諦めないで勉強を続ける

直前特訓の時期に、ある最難関中学校向け志望校別特訓の授業を実施する校舎を訪れたことがあります。私が訪れた時間帯はちょうど授業と授業の間の休憩時間でしたが、クラスごとのお子様の様子が全く異なっていたことが非常に印象的でした。

1組では大半のお子様は黙って勉強していました。休憩時間くらい目をつぶって休憩してもいいのに…と思いましたが、寸暇を惜しんで勉強するとはこの光景だわ、と感心したのを今でも覚えています。2組で半分くらいのお子様が自習、半分は前後の子とおしゃべりしたり、お菓子を食べてくつろぐ感じでした。3組以降の様子を一言で表現すると「うるさい教室」でした。

3組以降の合格率が下がるのは直前特訓時点での学力の違いもあるでしょうが、お子様の勉強や成績に対する執着度合いの違いもあるのではと感じました。

残された期間でできることを徹底的に(保護者様が)整理して、優先順位をつけて、毎日の課題を確実にこなし、1日の終わりで完結させることを入試前日まで続けられれば、逆転の可能性はゼロではありません。

■前向きな言葉だけを意識して発する

「どうせ3組だから」「やってもダメだから」などのマイナスの言葉は、保護者様はもちろん使わないでいただきたいですし、お子様が口に出した時は「それはNGワード」とそれらの表現は封印してください。

古い考え方かもしれませんが、人が発する言葉には力があると私は考えます。苦しくても、しんどくても、お子様を信じられないかもしれない時でも、前向きな言葉を保護者様には使っていただきたいです。

お子様は「まあ、自分は合格できないだろうなぁ」「こんなにしんどい勉強をやり続けても、どうせダメなんだろうなぁ」と思っているかもしれません。塾の先生の中には教室でお子様が凹むようなことを言っているかもしれません。

人は、自分は期待されていない、と感じると辛く、悲しく、やる気もなくなるものです。だからこそ、保護者様は最後までお子様を応援し続けてあげてほしいのです。

■家庭の中の空気が穏やか

 これは、言い換えると「親子喧嘩がない」ということです。受験が近づくにつれて、保護者様もお子様もイライラが増します。お子様は寝不足、入試のプレッシャー、成績のストレスなど、小学生が背負うにはかわいそうな要素を抱えて、それでも毎日塾通いです。

保護者様から見れば、お子様の勉強量は十分ではない、やる気が見られない(足りない)、成績が上がらない、塾費用の請求が止めどなく続くなど、合否発表の時間までずっとストレスと緊張が続きます。

我が家も、勉強に対する甘い考え方や勉強のやり方などで、ぼんず君とは随分と衝突しました。受験学年で衝突を続けるとマイナス要因にしかならないことを自覚してからは、親子喧嘩を避けるように気を付けました。

揉め事を回避するには、親の側が折れるしかありません。だからと言って、何でも言いなりになるという意味ではなく、道理に合わない我儘まで無条件に受け入れる必要はありません。

お子様が機嫌良く勉強できるよう、お子様の愚痴を適度に聞きながら、「さあ、勉強しようか」とうまく誘導して、揉め事なく1日が終わることを積み重ねていただきたいです。

■規則正しい生活を送っている

毎日同じ時間に起きることは、寝不足のお子様には辛いことですが、入試本番に向けて朝型のリズムに仕上げていただきたいです。大人なら数日で対応できるかもしれませんが、小学生のお子様なら2週間はかかると思います。どんなに遅くても年明けからは早寝早起きのリズムに戻してください。

食事についても、3食きちんと食べることと、間食を控えることが大切ですが、これは難しいですね。受験生の多くは太ります笑。ぼんず君も直前特訓前後から一気に太りました。

穴場として、体力不足を補うために、ほんの少し運動させると完璧です。自宅から駅までの移動を歩くだけでも効果あります。

運動の話の延長ですが、課外活動で運動を続けてきたお子様は、逆転合格を掴める要素をお持ちです。基礎体力と運動で培ったガッツをお持ちで、継続すれば力が付くことをすでに体験済であることから、直前特訓に入ってから成績がぐっと上がるお子様が時々いらっしゃいます。

■欲求をはねのける強い意志がある

最近のお子様にとって勉強の最大の障壁はスマホかもしれません。スマホを一切封印して、勉強に専念する意志の強さをお持ちのお子様は、入試直前期に強い力を発揮できます。

逆に、スマホを使いたい、テレビを見たい、ゲームをしたいと主張ばかりして、肝心の勉強内容が今ひとつのお子様は、生活リズムが崩れがちで、十分な勉強時間の確保も難しくなります。

ぼんず君が小さい時に試したことがあります。好きなお菓子を目の前に置いて、「明日まで食べるのを我慢できる?」と、どの程度我慢が続くかを見てみました。

ぼんず君の場合は、小さい時の方が圧倒的に意志が強く、渡したお菓子を本当にいつまでも食べないでしまっていました。中学生の今は、おやつを渡した瞬間に「意志が弱くていいもーん」と食べ切っています。「いつか天罰が落ちるわ」と警告しても、全く効果なしです。

■奇跡の合格が難しい場合

逆転合格の可能性がある受験校について記事で列挙したことがありますが、その反対の条件が揃うと奇跡の合格が難しい場合になると思います。

いちばん難しいケースは、2日受験校でしょう。超最難関校の場合、ごく一部の「鉄板」と呼ばれるお子様を除けば(鉄板と呼ばれても100%合格が保証されるわけではありません)、あとは実力横並びと言われます。

志望校別特訓のお子様全員が横並びではなく、横に並ぶにはある程度の土台が必要です。その1つが直前特訓で2組までに在籍することであったり、過去の公開学力テストの順位が〇位以内であるなどです。

競争のスタートラインに並べたお子様は、ご自分がこれまでやってきたことを信じて最後まで進むだけです。周りの影響をはねのけて自分のペースを崩さずに淡々と日々勉強できるお子様も強いです。毎日コツコツと最後までお子様が「僕(私)は合格する」と信じて勉強を続けられるよう、最大限のサポートで応援してあげてください。

この要素があると効果的では?とか、上記の要素は力不足では?というご意見もお待ちしています。

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