■今年度、国語個別塾の募集はありません
ブログを数カ月間お休みしている間も多くのコメントをいただいておりました。再開してからもそうですが、いちばん多いコメントはこのブログで何度かご紹介しています国語個別塾に入塾したいというお問い合わせです。
個別塾の2020年度合格実績をご紹介する記事の中で「2021年度の新規募集はありません」と書きましたが、いくつもコメントが寄せられるのを拝見すると、国語の学習方法でお困りの保護者様が多いのだな…と我が家もそうでしたので、コメントを送られる保護者様のお気持ちを想像してしまいました。
2021年度の生徒さん募集はないことを先生から伺っていましたが、もしかしたら辞めた生徒さんがいらして、1つでも枠が空いているかもしれないと思い、久しぶりに先生にご連絡をしました。
…結果は、ほんの少し生徒さんがお辞めになったものの、キャンセル待ちの方が非常に多く、その枠は即埋まり現在満席とのこと。また、現在キャンセル待ちの方が多く、6年生が卒業して空く枠はキャンセル待ちの方が優先となるため、来年度の募集はキャンセル待ちの方の意向を聞いた上で、入塾可能な人数を確認するとのことでした。
- 国語塾の今年度の追加募集はありません。来年度募集があるかどうか分かりません。
- 募集がある場合、このブログでお知らせします。12月頃までには募集の有無をお知らせします。
- 告知までの間、コメントで入塾希望の生徒さんの個人情報の詳細をお送りいただいても返信はしませんので、コメント送信はお控えください。
国語塾に関するコメントは入塾希望のコメントだけではなく、入塾された保護者様から先生の指導内容の素晴らしさをお伝えいただく内容や、合格された保護者様からの喜びの声など、多くいただいております。
個人情報満載の内容のため、大半のコメントを公開しておりませんが、ブログで先生の塾をご紹介してよかったと思うコメントばかりです。現在先生の指導を受けておられるお子様は本当に幸運だと思います。個別指導、少人数クラスともに、集団塾では体験できないきめ細かな指導を受けられるのですから、この学習機会を最大限に活用していただきたいです。
■国語力向上のためにご家庭で日々できること
集団塾の国語授業では成績が上がらず、お子様に合った個別塾を見つけることができず、ブログの国語個別塾にコメントで問い合わせをしても返信がなく、お困りの保護者様から「何かアドバイスを!」というコメントもいただいております。
浜学園時代に国語の復習テスト対策で私が試行錯誤した内容をいくつか記事でまとめたことがありますが、
小3・国語復習テストの点数を上げる!①
小3・国語復習テストの点数を上げる試行錯誤②
小3・国語復習テストの点数を上げる試行錯誤③
小3・国語復習テストの点数を上げる試行錯誤④
塾の復習テスト対策ではなく、国語力そのものを向上させるための方法として、手軽でかついちばん効果があると私が考えるのは
お子様と保護者様との会話
です。会話は本当に大切です。特に男の子に当てはまりますが、説明文よりも物語文の読解が苦手なお子様の方が多いです。会話中心で筋が進んでいき、会話の背景にある状況説明を読み取ることができないお子様が多いです。
この状況説明の読み取り、そして登場人物の気持ちが変化するところが設問として取り上げられることが多いです。物語文ではこの2つを中心に設問が作られると言ってもいいくらいです。
■家庭内の会話で国語力を上げる方法の記事ご紹介
物語文対策は私の頭の中では何となくモヤモヤと形になっているものの、それに近い内容の記事がないか、キーワードを入れながら探してみました。このキーワードの入れ方は企業秘密です笑。
東洋経済オンラインの記事で参考になるものがありましたので、ご紹介します。
本日は記事紹介ではありませんので、上記記事の要約や私の所見は追記しません。記事内に物語文を読み解く上で極めて重要なポイントが扱われています。浜学園の教育相談で国語の先生からアドバイスをいただいた内容にも近いです。ということは、この記事で紹介されている小学生が物語文を理解する上でのコツは、得点アップに役立てそうということです。
入試問題のような長文記述問題ができるようになる前段階として、
- 物語文の構造を理解して、会話から状況を読み取れるようになる
- 登場人物の気持ちが変化するポイントと状況のつながり具合を読み取れるようになる。
- 説明文対策として、日常会話だけでは取得が難しい語彙を理解する
- 昭和初期から戦中戦後まもない時代背景や生活習慣、常識などを理解する
など、小学3~4年生頃からできそうなことはいろいろとあります。
■3と4項目のおすすめ書籍ご紹介
1.と2.は小学4年生後半以上でないと対策の実施は難しいかもしれません。
3.の語彙対策は市販の良い本がたくさんあります。ブログの記事でも取り上げた本が複数あります。
4.は社会の学習と重複します。比較的時間に余裕がある低学年のうちに、近代~戦後復興の時代の民俗学に関わる内容に触れておくことをおすすめします。この時代の映画を1本見るだけでも役立ちますが、いくつか書籍をご紹介します。
昭和のあの頃ぼくたちは小学生だった
「紙しばい」「あやとり」「ねんねこ」「火の用心」など、言葉を聞いても想像できないお子様におすすめしたい本です。小学校時代、ぼんず君が「防空壕」を知らないことに衝撃を受けたことがあります。保護者様の常識とお子様の知識は、想像以上に異なるものです。
戦中・戦後のくらしの記録
読み物というよりは図鑑のような本です。日本には貧しくて食べるものがない苦しい時代がありました。自分の意志ではなく散っていった多くの国民の犠牲に支えられて、今の豊かな日本が存在します。こういう話をぼんず君にすると、「自分には関係ない」という表情をするのが本当に残念です。だから物語文の読解がずっと苦手だったのでしょう。自分には関係ないお話しを自分のことのように読み取れる力があれば、どんな設問にも答えられるのに…。お子様が感じたことを自分の言葉で表現できることが、国語学習の大きな前進につながると思います。
映画や映像で昔の様子を見ることも重要ですが、入試対策で考えると試験会場で見るものは文字情報だけです(一部挿絵があるかもしれませんが)。したがって、書籍を読みながら当時の様子をイメージできることを日常の中でさりげなく取り入れていただくことをおすすめしたいです。
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