中学入学後、一息ついたぼんず君の状態(体型)が、だるだるで明らかな運動不足で、「これはまずいだろう」と策を講じていました。
学力と運動には相関関係があると以前からずっと思っていたこともあり、客観的なデータがないか検索してみました。すぐに複数の記事が見つかりました。最上位に上がっていたのが
子どもの学力と体力の知られざる深い関係 最新の脳科学でわかった運動の重要性
東洋経済オンラインの記事です。スウェーデンの研究機関のデータをまとめた内容です。要約すると、
・毎日たくさん歩く子は、計算テスト後に出るストレスホルモン濃度が低い。
・体力のある子は、脳の記憶中枢である海馬が大きく発達している
・毎日20分の運動後で読解力や計算能力がアップ。
・12分のジョギング後、集中力がアップ。
筋トレには効果がなくて、毎日15~30分ほどのウォーキングや全身運動(小学生なら運動場で走り回るでOKだと思います)が効果的とのことです。記事には書かれていませんが、もちろん、運動と勉強はセットなので、運動だけしてノー勉強だと学力向上の効果はないと思います。
記事タイトルにある「学力と体力」というよりも、学力と持久力(集中力)には相関関係があると思います。運動しないと持久力はつかないし、持久力がないと50分の塾の講義や試験時間ずっと集中することはできません。集中力がなければ成績が上がるわけないです。
「暑いから」と机と冷蔵庫の前を頻繁に行き来するぼんず君は、明らかな集中力不足で、このまま甘やかすことは本人のためにならないので、ライオンキング方式(子ライオンが谷から落とされる)を取ることにします(結果はまたご報告します)。
小学校時代の運動に関する反省事項は、ぼんず君は通塾で忙しくなった小5の時点でスイミングスクールを辞めたことです。小5の春休みまで通いましたが、「週5通塾+週1スイミングはしんどい」と言われて辞めました。それ以降は小学校の体育の授業以外に体を動かす機会はなく、目に見えて体力は低下していきました。
小5時代は成績が安定していたので、今から思えばスイミングを辞める必要はなかったなぁと思います。スイミングに行くと、目やのどの病気に感染することがあり(とびひや結膜炎は登校停止対象疾患でした)、それらの感染症にかかると私は仕事を休まなければならず、辞めたいと言うぼんず君を積極的に説得しなかったのです。
私の経験からも、運動不足は体力=持久力不足になり、体力=持久力不足は集中力不足につながります。中学受験時代、特に小6後半のお子様の体力を時間のない中で入試までどう維持していくか、勉強と同じくらいに大切なことだと思います。
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