本日は東洋経済オンラインの記事「中学受験で頼りにならない父親に欠けた視点」の記事紹介の形を取りながら、我が家における家族の問題とその対処法を具体的にご紹介したいと思います。
このテーマに触れるのはこの記事が初めてです。受験中、受験終了後と何年も私の中で暖めてきたテーマです。
このブログを読んでくださる方の9割以上は女性の保護者様だと推測しています。そして、このブログの管理人であるぼんず君の母も女性保護者です。
紹介する記事は、名門指導会の西村則康先生が書かれたものです。西村先生は物腰が極めて柔らかく、お仕事柄、受験生の保護者(特に女性)と接する機会が多いこともあり、女性の保護者の気持ちをよく理解されています。
そのため、ご紹介する記事の内容は、女性保護者向けの内容です。また、私の考えも女性視点です。
お子様の受験対応にご熱心な男性保護者様は「我が家はそうではない」と感じられるかもしれません。あくまでも1記事と1つの家庭(ぼんず君一家)の事例の軽い読み物として見ていただければと思います。
内容が重くなりそうなので、最近私が多くの時間を割いている家事の写真を貼ります。
栗ごはん作りです。毎日栗ばかり剥いていましたが、剥いた栗は冷凍保存できると知り、昨日、1.5キの栗を一気に処理しました。剥いたら900gになりました。1週間毎日栗ごはんが食べられる量です。
親指の付け根に栗の剥き過ぎでペンだこがあるおばさんがいたら、それはぼんず君母かもしれません。
栗の収穫時期はまもなく終わります。今年の栗をぜひ味わってくださいね。
記事紹介に入ります。
名門指導会代表、西村則康先生の著書「共働きだからできる中学受験必勝法!」の内容をベースにして、共働き家庭のお父さんが「中学受験において子どもにしてあげるべきこと」「絶対にしてはいけないこと」を西村先生が解説します。
希望する中学校に確実に合格するコツは、戦い方を知っているか否かです。共働きで中学受験に挑む場合、合格するために親がしてあげられることは、子どもに適した環境を整えることです。
その中でもっとも大切なのが、両親お互いの役割分担を理解した上で、役割分担を明確にして接することです。
子どもも「お父さんとお母さん、どっちの言うことを聞けばいいのだろう」などと迷わずにすみ、受験勉強に集中できます。
中学受験でお父さんがすべきことは、大きく次の4つです。
1.1.普段は子どもにかかわらず、お母さんをねぎらうことに徹する
直接子どもとやりとりするのは原則、お母さんにしてください。
お父さんは、直接かかわることはせず、お母さんのねぎらい役に徹しましょう。
子どもに何か問題が起きたときはしっかり対応してください。たとえば、子どもが点数をごまかしたり、カンニングをしたりといった許されないことをしたり、「うるせ~、クソババア!」などのようなひどい言葉をお母さんに投げつけたなどのような非常時は、お父さんの出番です。
お母さんが叱るのと、お父さんが叱るのとでは、子どもに与える影響は大きく違います。普段あまり接していないからこそ、言葉の重みが違うのです。子どもを叱る場合は、短くはっきり、論理的に簡潔にしましょう。
また、どんなに厳しく叱っても、1日の終わりが子どもにとって「叱られモード」にならないようにしてあげてください。その日の終わりにはお互いが笑顔で、「明日はちゃんと勉強できそうだ」など、明日が来るのを楽しみにできるような会話をしましょう。
休日はお父さんの出番です。直接勉強にかかわるというよりは、子どもとのコミュニケーションを深め、体験をさせながら、さまざまな感覚を育てていきましょう。 お父さんの趣味に子どもを巻き込むのが、ストレスが少なく、子どもにとっても面白い体験になります。
塾の先生や家庭教師と込み入った話をするときもお父さんの出番です。 相談や交渉は、お母さんが相談しても、日常の心配と思われてしまいなかなか首を縦に振ってもらえません。
お父さんが論理的に相談をすると冷静な話し合いになり、先生の対応が変わり、OKが出たりします。 いざというときに、お父さんが動くことは効果大なのです。
「俺は塾に行かずに分厚い問題集を2回やっただけで難関中学に合格した」「俺はもっとできた」などと、自分の受験に成功した経験をもとにしたアドバイスは絶対にしてはいけません。
なぜなら、お父さんが受験した当時と現在とでは入試問題のレベル、求められるものがまったく違うからです。 今の受験事情と親の受験事情は違うことを理解して、ここはぐっと我慢してください。
逆に失敗話はおおいにしてあげてください。親の失敗談は、子どもにとって励みになるからです。いちばん近くにいる人生の先輩が、自分と同じように失敗したりしながら成長してきたんだと知ることで心強く感じ、頑張り続ける勇気になるわけです。
今までの西村先生の著書と比べると、父親に期待される役割をかなり踏み込んで書かれています。
「普段は子どもにかかわらない」「子どもに接するのは原則母親で」は、教育熱心なお父さんがご覧になられたらショックな内容かもしれません。
お父さんがすべきこと=お父さんに期待される役割をわざわざ書くということは、それだけ期待される役割を十分に果たされていないお父さんが多いからだろうなと思います。
西村先生がまとめられた「父親がすべきこと」と、中学受験を終えて、私が実感した「父親に果たしてほしい役割」「してほしくないこと」はかなり異なります。
ぼんず君の勉強を教えるのは大変でしたが、それと同じくらいに、保護者の在り方について私の気持ちを昇華させるのも苦難の日々でした。
わが家の事例と私が考える保護者の役割分担は、続編記事でご紹介します。
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