本日は、ブログにいただいたご質問にお答えする内容です。
コメント欄からご自身のお子様に対するご質問は件数が多いために、一律で回答しないことにしています。お子様の将来を判断するような重要な質問は、お子様の気質をご存じの塾や個別教室の先生などにご相談いただくのがいちばんよいと思います。
どうしてもご相談をご希望される方に対しては有料でのご相談をお受けしていますが、男子のお子様に限らせていただいております。私は有料でご質問を受けられるような教育指導のキャリアはゼロです。子育ての経験は、このブログを読んでくださる保護者様と同じくらいかそれ以下です。
今回のご質問は、有料記事をご購入くださった保護者様からいただきました。通常は有料記事のコメント欄にいただいたご質問とその回答は、記事をご購入くださった方だけが閲覧できる形で公開しています(すべてのご質問に回答しているわけではありません)。
本日掲載のご質問は有料記事の内容と直接関連しないことと、学校選定中の保護者様にご参考いただけるかもしれないこと、また結構な文字量になりそうなことから記事で公開する形での回答としました。ご質問くださった方に向けて書いた文章ですが、よかったら読んでいただきたいです。
■ご質問内容(内容を一部修正しています)
いつも「ぼんず君の勉強記録」のブログをとても楽しみにしています。 ブログの中では、何を優先し、何に重きをおかなければならないかをいつも明確にしてくださり、大変助けて頂いております。
質問ですが、超最難関にご子息が御入学されていかがでしたか? 記事にも最難関のよさには触れてくださっていますが、超最難関だからこそのよさについてお教えくださいませんか?
■私からの回答です
ご質問ありがとうございます。どの学校にも個性や良さがあり、「〇〇〇中学校がいちばん」という考えを私は持っていませんので回答内容にがっかりされるかもしれませんが、今の気持ちで回答します。
①親よりも優れた大人の存在
いちばんよかったなと思うことは、親(私)よりもずっと見本となる多くの先生方と接する機会が持てたことです。
親としては、子どもは自分よりも出来が良い子であってほしいですし、どこかの時点で親を追い越して、どんどん前に、先に、遠くに羽ばたいてほしいと思っております。そのために親は子どもの踏み台になればいいと、私は考えます。
私は踏み台にはなれますが、優れた見本としては不十分な存在です。中高6年間で「師」と呼べる先生と出会えることを願って、この項目をいちばんにしました。私は公立高校の出身ですが、高校時代に尊敬できる先生方から教わったことは、その後の進学や進路選定に非常に大きな影響がありました。
ここから先はもう私の言うことはあまり聞かないでしょうし、私の能力で教えられることは少なくなるばかりです。大人に相談しなければならないとぼんず君が思った時に、相談相手の1人として学校の先生が浮かんでくれればなぁと思っております。
②交流がキラキラしている
小学校時代、ぼんず君はクラスの中ではかなりの変わり者でした。そんなぼんず君ですが、浜学園は大好きで、塾の同じクラスのお子様といる時がいちばん楽しい、と何度も話していました。
中学受験をすれば浜学園のクラスのような雰囲気の学校に行ける、というのがぼんず君が勉強をがんばれた原動力の1つでもありました。
中学校でのぼんず君の交流がどのような感じなのかは正直よく分かりませんが、伝わってくる雰囲気はキラキラしているなーということです。未来が輝いているとはこのことだ!と痛感します。
男の子の世界なので、もう私は関われません。人様を傷つけず(心身ともに)、自分も傷つけないように、恵まれた環境でのびのびと過ごしてほしいです。
③将来の選択肢が幅広い
学校のカリキュラムに沿って、そこからこぼれないように勉強をがんばれば、大学受験校を決める際に行きたい・学びたい学校や学部を学力不足が理由で受けられないことにはならないと思います。
最難関中の生徒さんは男女問わず理系進学希望の生徒さんが非常に多いですが、理系でも文系でもやりたいことをやればいいと私は思っております。学校による受験校の意図的な誘導もなさそうで、進路をじっくりと決められるところは安心して学校にお任せできます。
■子ども以上に親も育ててもらいました
良かったと思うことを箇条書きで3つにまとめました。この内容は入学当初とはやや変わっています。
入学当初は、「次は国立大学の医学部を目指してがんばってほしい」と、親のエゴに近い気持ちが大きかったです。「エゴ」と書いたとおりにこれは私の希望であって、ぼんず君第一から出たものではありません。
入学から2年を経た今の気持ちは、本人がやりたいことをやりたい場所で出来ればそれでいい、です。私がこの気持ちに到達できたのは、学校のおかげです。
子どもよりも私が大きな影響を受けたのかもしれません。
学校の在り方は昔も今も大きく変わっていないと思います。自らは変わることなく、毎年受け入れ続ける新入生やその家族を変える力のある学校は、なんて大きな存在でしょうか。
6年かけてお子様を育ててもらう学校です。素晴らしいご縁と皆様が出会えますように。
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