鉄緑会と和田秀樹先生の著書が重視する学習戦略の共通点

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■毎日暑いですが通学時のマスクは必須です

6月1日から学校が再開したお子様は、通学から2週間が経過しました。まだ1日おきの登校や半日だけの登校の学校もあると思いますが、それでも久々の通学で体がしんどいですね。

暑いし、荷物は重いし、思ったよりも電車は混雑しているしで、しんどいですが、体を慣らして通常モードに備えていただきたいです。

お子様は暑さでマスク着用を嫌がっていませんでしょうか。我が家にも政府支給のマスクが届いたので、ぼんず君に使うように言ったのですが「カッコ悪いから使いたくない」と拒否されました。

詳しく話を聞くと「タダのマスクを使っているのを見られたくない」だそうです。予想外の回答に驚きましたが、私の想像以上に見栄っ張りなのでしょう。ミズノのマスクがアクセス殺到のために販売延期になったのは男性からの支持が大きかったのではないかと思います。

本日は、前々から気になっていたことが自分の中で整理できましたので、忘備録を兼ねてその内容をご紹介します。

難関中高一貫生を対象とする塾の鉄緑会と名前が似ている緑鐵受験指導ゼミナールについて調べてみました。緑鐵受験指導ゼミナールの監修者は、受験の神様と呼ばれる和田秀樹先生です。和田先生のブログで「鉄緑会」を検索しましたがヒットする記事は1件だけで、和田先生と鉄緑会の関係を触れる記事はありませんでした。

googleで調べると、和田先生と鉄緑会の関係に関する記述がありましたが、伝聞推定のような書き方なのでここではご紹介しません。ご存じの方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。

緑鐵受験指導ゼミナールのサイトを見ると、中高一貫校生、高校生、受験生を対象とし、東大生講師による通信添削と紹介されています。

東京に所在する対面型の指導塾である緑鐵舎も和田先生が監修されています。指導形態は、少人数制の医学部専門コース、月2回必要な学習をフォローしてあとは自習室で自学をする自学フォロー型のパートナー制、AO入試対策などがあります。

■和田先生の著書3冊をご紹介

和田先生の執筆された本を読めばもう少し先生の指導方針が分かると思い、何冊か読んでみました。

私が目を通した和田先生の本は

  1. 公立・私立中堅校から東大に入る本
  2. 絶対基礎力をつける勉強方法
  3. 塾に行かずに東大に受かる勉強法

の3冊です。3.の塾に行かずに~」はAmazonのKindle Unlimitedの対象なので、kindle unlimitedの会員の方や初めてkindle unlimitedに登録される方は無料で読むことができます。

どれか1冊だけ読んでみようと思われるのであれば、1.の「公立・私立中堅校から東大に入る本」がおすすめです。理由は発行年度がいちばん新しいからです。2019年3月初版なので、書籍で紹介されている参考書・問題集や学習方法は最近の大学入試に対応していると考えられます。

2の「絶対基礎力をつける勉強方法」は勉強のやり方の基礎の基礎から掲載されています。中高一貫校を目指す、または中高一貫校に在籍中のお子様にはここまで細かい説明は必要ないと思います。中学入学後に英語や数学の授業についていけないくらい苦戦されている場合は、本で紹介されている学習方法が極めて参考になります。

■先取り学習は大学入試でも有利に働きます

「公立・私立中堅校から東大に入る本」の核となる内容は、公立中学校からでも東大に合格することはできますが、そのためには中学1年生、理想的には小学校5年生頃から先取り学習を始める必要があるということです。

必ずしも中高一貫校に進学する必要はないものの、中高一貫校の先取り学習は大学入試に有利であるから、公立中学に通いながら独学で先取り学習を進めることが推奨されています。

それがなかなか難しいので、我が家の場合は中高一貫校への進学を決めました。

書籍で紹介されている学習方法の一つ一つは特別難しいことではありません。このブログでご紹介したことのある学習内容と重複する内容も多いです。ただ、その学習内容が科目ごとに、系統立てて並べてあるところに大きな価値があります。

「公立・私立中堅校から東大に入る本」はざっくりとした科目ごとの学習方法ですが、「絶対基礎力をつける勉強方法」はより具体的な学習方法が提示されています。6年間の学習方針を考えるなら前者、現在の学習方法を見直したい場合は後者の本がより参考になります。

■先取り学習+定期的な総復習が効果的

中学受験を目指すお子様は、進学塾のカリキュラムがすでに先取り学習のため、これ以上の先取り学習を意識したり、無理して目指す必要はありません。

本日の記事で触れる「先取り学習」とは、中高6年間のカリキュラムを4~5年程度で終わらせて、残りの1~2年間を大学入試対策に特化する学習に充てることです。

中高6年間の先取り学習を行う塾で私が真っ先に思い浮かぶのは、鉄緑会です。中1から英語と数学の先取り学習が続きます。この調子だと、高校生の早い段階で大学入試レベルの実践問題に取り組むことが予想されます。

和田先生の著書で紹介されている「公立中学→公立高校の進路で先取り学習を自分で進める」ことと、「中高一貫校で6年間過ごすこと」と、「進学塾で先取り学習を進めること」のいずれのやり方でも最終的な結果はそれほど違いがないと思います。

先取り学習で1つだけ注意が必要なことは、先に進むばかりでは勉強した内容を忘れるので、先に進めることとこれまで進めた内容の復習を並行して行うことです。

先に進めることは達成感が感じられますが、復習は何となく面倒になるのはよくわかります。それでも復習は非常に大切ですので、我が家では折に触れて「復習大事だよ」と声をかけています。

鉄緑会では、総復習テストや校内模試のような広い範囲の試験が定期的に実施されています。やたらと難しい先取り学習を進めるだけではなく、毎週、数カ月ごと、半年ごとのテストを設ける仕組みは本当によくできています。先取り学習と定期的な復習は、和田先生の著書だけではなく、鉄緑会でも重視することから、大学入試の鉄則と言えるのでしょう。

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