雑誌「中学への算数」と算数オリンピック

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(教材)算数

難関中学受験生向けに「中学への算数」というマニアックな雑誌があります。超難問のオンパレードで、こんな雑誌、誰が買うんだろう?という内容です。

ぼんず君は小6の夏頃まで購入していましたが、全く活用できてなかったので購読を止めさせました。毎月1650円は並べるだけの自己満足に払える額ではありません。大多数のお子さんにとって、そこまで手を出さなくてもよいのではという高度な内容です。

「中学への算数(ちゅうすう、と子ども達は 呼んでいました)」の巻末に「学力コンテスト」が掲載されています。毎月3~4問を解いて、添削料82円切手9枚と一緒に編集部に送ると、添削されて戻ってきます。得点上位者は翌月号に氏名と志望校が掲載されます。

よーく見ると、塾で知ってる男の子達がワラワラ登場していて、「あー皆、(ぼんず君と違って)算数の問題を解くのが純粋に好きなんだな」と毎月感心していました照れ 提出期限前には「ちゅうすう、やった?」「むずい」などの会話を耳にしました。宿題でも義務でもない算数の難問を毎月解く子がいるのに驚きです。

彼らの多くは「算数オリンピック」にも挑戦します。私は恥ずかしながら、算数オリンピックの存在を知りませんでした。算数オリンピックの予選に出場するために、公開学力テストを受けないのですから、どれだけ気合が入っているか分かります。

やらされているのではなく、算数が好きで、暇さえあれば難問の解法を考えています。こんなお子さんに算数で勝てるわけがありません。

小6の公開で偏差値75を叩き出すのは算オリ組です。彼らには公開は簡単らしいです。すごいですね。うちの子にも「公開簡単だったよ」と言ってほしかったなぁおねがい

私は行ったことがありませんが、算数オリンピック対策の塾やスクールに小さい頃から通っていれば、もしかしたら、中学受験向けの算数に強くなれたかも、とは何度か思いました。気が付いたのが遅すぎたので、お子さんがまだ小さい保護者様は算数オリンピックの問題集をパラパラと眺めて研究されてみてください。

ぼんず君は中学入学後、「高校への数学」を再度購読し始めました。巻末の学力コンテストにも応募しています。前回の講評は「問題をなんとか解こうとする意欲は伺えます」と書かれていました。得点がとても低いので、先生が誉め言葉を苦心して探されたのが伝わります。

塾の算数教材+小6は過去問で算数の勉強は十分だと思いますが、中学への算数をお子さんが「読みたいにやり」と言われた場合(言わないと思いますがチュー)は、毎月の雑誌よりも増刊号をおすすめします。特に、中学入学準備向けの本を春休みにこなせば、先取りと復習の両方ができるのでお得です。

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