入試算数の解答における記述欄の重要性と注意点

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(6年)過去問対策

※朝の雑事が終わり、これからお返事をさせていただきます。お待たせして申し訳ありません。(11/10 9:56)

昨日ご紹介した歴史教材は、予想以上に多くの保護者様にご購入いただきました。ありがとうございました。ただ、カラーファイルのアップに問題があることから、当初先着5名様のみ2000円、それ以降は4000円とご案内していましたが、教材のお値段は11/10の10:00以降にコメントいただいた方から3000円とさせていただきます。

教材はWORDで作成したPDFファイルで印刷可能です。図版が多く、小学生が理解しやすいこと念頭に置きながら、教科書の内容をコンパクトにまとめました。

関西地区4科社会受験の6年生には、必ずお役に立てる内容です。ご購入済の保護者様のご感想をいただきましたら、許可を得た上でご紹介したいと思います。

コメント欄からLINEのIDをお知らせいただいたのに私からの連絡がない場合、ブログ記事下のコメント欄に「何時何分にコメントいただいた方へ」のようなメッセージを私が残していますので、再度ご連絡をいただけますでしょうか。またLINE IDが検索不可の方が多いので、セキュリティ設定でIDの検索許可な状態に一時的にしてください。

本日は毎月第二日曜日恒例の公開学力テストです。6年生のお子様は、11月の公開結果までが塾が推奨する受験校選定の判断材料となります。公開対策をする時間はありませんが、試験そのものは真剣に受けなければなりません。

多くの中学校入試では7割得点できれば合格できると言われています。正答率の高い、大半の方が正解できる問題は確実に得点する正確さが必須です。

さらには、どれだけ時間をかけても解けない問題には手を出さず、最後まで解けそうな問題から取り掛かることも大切です。問題は必ずしも並んでいる順に解く必要はありません。中学校によっては、わざと難しい問題を前半に配置して、受験生の問題取捨選択眼を試すところもあります。

ぱっと見では「難しいわ」と思った問題も、いったん飛ばして他の問題を解き終えてから再度眺めると、解法が見えてくることもあります。

志望校の出題傾向とは異なる公開学力テストですが、問題の取捨選択や解く順番の組み立てをする練習の場にもなります。志望校別特訓や直前特訓のクラス編成基準に採用するコースもありますので(詳細はお世話係さんにご確認ください)、取れる問題はすべて合わせる気持ちで、確実に、堅実に得点を積み重ねて、合格に一歩近づいてほしいです。

一方、5年生までのお子様はまだまだ時間があります。公開学力テストや復習テストは試験時間の中でできるだけ多くの問題を正解させる必要がありますが、普段の勉強は、

  • 時間を計って多くの問題を速く処理する練習(計算問題)と、
  • 一見しただけでは解き方が浮かんでこない問題の解法を導き出すまでの粘りの訓練(図形、速さ、場合の数など)

の両方ができる貴重な時期です。

6年生になったら、宿題やテストが多すぎて、じっくり1つの問題と向き合う時間を取ることが難しいです。じっくり向き合う勉強を5年生までにしておかないと、特に算数は6年生でとてつもなく難しくなるので、超難問を解く力が足りない=最難関校を目指す力が足りない、状態になるかもしれません。

かつては、算数の解答欄に数字だけを入力させる形式であった中学校が、問題を解く過程も採点の際に確認する方針に変わりつつあります。算数の問題を解く過程を非常に重視する最難関校の代表格は東大寺学園で、解答用紙が数字だけの中学校の代表格は西大和学園と大阪星光でした。

でした、と書くのは、大阪星光は算数の入試問題形式を変更する通知を学校ウェブサイトに掲載しています。解答欄はこれまでと同様に小さい四角の欄ですが、【計算欄】という空白のスペースが問題と問題の間に設けられるようになりました。

医学部合格者が非常に多く、今春の大学合格実績が非常に好調となったのは、中学校から数学教育に力を入れているのではと推測します。どの中学校も算数の得意な子に入学してもらいたいと思っており、進学説明会でもそれを明言する学校もあります。

全員が医学部に進学するわけではなく、ぼんず君のように算数が得意でも、血を見るだけで怖いので医学部は嫌というアホな発想の子もいます。

算数が得意なお子様はもちろん、そうでないお子様は特に、この記述スペースの扱いを大切にしていただきたいです。計算の過程も採点対象にしてくれる。非常にありがたい制度ですが、注意しなけばならないことがあります。いちばん注意すべきことは、

記述欄と指定された箇所以外の書き込みは採点対象外、であることです。

東大寺学園のように□でぐるっと解答欄が囲んであると分かりやすいですが、上記の大阪星光のように空白の上に「計算欄」と小さい文字で書かれていると、その範囲が分かりにくいです。

採点者が一目で、「この計算の書き込みはこの問題の分だな」と分かる記載をしなければなりません。私はぼんず君に

(2)xxxx + xxxxx =…

のように、部分点のある中学校の解答には、必ず書き出しに何の問題か分かる印を書くように伝えました。自宅で過去問を解く時も徹底させました。本番だけ書いて、普段は見れば分かるんだから書かない。はダメです。本番でも書きません。それが部分点ゼロにつながる可能性もあります。

普段できていないことは、本番でもできません。

自宅で過去問を解く際のちょっとした訓練として、机の上に40cm x 60cmのマスキングテープ(無地の安いものでOK)を貼り、その枠の中にしか物を置けない状態で解いてみるとよいです。

本番の机はおそらく40cm x 60cm程度の小さい机です。自宅のように、いろいろ広げまくって問題を解くスペースはありません。

ぼんず君は「せまっ、これじゃ紙を広げられないよ」とぶーぶー文句ばかり言っていました。

狭くても、それが本番の机です。慣れないので40cm x 60cmに近い、小さい座卓を購入して、その上で問題を解かせたこともあります。

小さい机に慣れていないと、本番の会場で机の上から筆箱を落として筆記用具をばらまく惨事を起こすかもしれません。どんなことが起きても動じないようにするよりも、未然に起こらないよう練習しておく方が早いし、楽です。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image-14.png です

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