お年玉をゲーム課金に使うことの是非

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中学受験_保護者様向け

■今時の小中学生のお年玉の使い道は?

冬休みが終わり、小学校の三学期が始まりました。小学校を欠席されているご家庭もあると思います。ご自宅や塾で最後の調整を行うことは、私は大賛成です。

関西統一入試まであと11日です。

6年生のお子様は正月ムードだったと思いますが、お年玉はどうされているのでしょうか? 我が家は6年生時は全額私が管理して、受験が終わってからぼんず君に渡しました。

6年生当時はまだ可愛い小学生だったので、お年玉の使い道は鉄道ムック本や飲食、近場へのお出かけに使っておりました。

しかしながら、中学校入学後はお金の使い道が明らかに変わってきています。

「1万円を何に使ってもいいなら何に使う?」と聞いた時のぼんず君の回答には、本当に驚かされました。

■お年玉をスマホゲームにつぎ込むことの違和感

ぼんず君の回答は、「スマホゲームの〇〇〇に課金したい」です。

1万円ですよ!中学生でも大金です。大人だって丸1日臨時でアルバイトに入ったとして、手取りで1万円いただけるお仕事はなかなかありません。最近街中で目にすることが多いUber meetsの自転車乗り料理配達人の報酬は、1回の配達で500円あるかないかくらいの低報酬です。

それなのに、まだ働くこともできない中学生が、何の実態もない形にも残らないスマホゲームに万単位で課金することに何の抵抗もないことに驚きました。

自分で働いたことがなく、お金を稼ぐことの大変さを知らないから、人様からいただいたお年玉を一瞬でゲーム課金につぎ込むことができるのでしょうか。

ゲーム会社が結果を自由に操作することで課金をあおる課金ガチャは、まさしくパチンコをはじめとするギャンブルと全く同じにしか私には見えません。

ぼんず君に言わせると、「正月の時期は良いアイテムが出やすいので、毎月の小遣いやお年玉を一気に課金して勝負をしようと思う子どもは多いはず。自分もしたいけど、お母さんが厳しいのでダメだよね?」とのことです。正月に魅力的な課金アイテムを用意するゲーム会社の倫理性を若干疑ってしまいました。

■渡したお年玉でゲーム課金されたら悲しい…

お年玉のゲーム課金はダメに決まっています。

お年玉を下さった親せきの方々がその使い道がゲーム課金だと知れば、「あげなければよかった」「返してほしい」と思うことでしょう。私がお年玉をあげたお子様がお年玉をゲーム課金につぎ込んでいることを聞いてしまったら、翌年からはもうお年玉を渡しません。

ぼんず君は、「大人になって自分の給料でゲーム課金するよ」と言っています。ゲームに課金する発想がそもそもおかしいよ、と即言い返しましたが、今の小学生や中学生は皆さんゲーム課金に抵抗がないのでしょうか?

ぼんず君の級友の中には1日の多くの時間をゲームに費やすことで、課金なしでもどんどん先に進めている方もいらっしゃるそうですが、そもそも「1日の大半をゲームに費やす」って何?と、正月からびっくりの連続です。

■お子様がゲーム中毒にならないようご注意を

結論は、スマホゲームの利用は各ご家庭で判断になると思いますが、少なくとも中学受験を目指すのであれば通塾期間はスマホゲームの利用に一定の制限が必要です。

また、ゲーム課金もお小遣いをどう使うかという各ご家庭の方針や判断によって対応は変わるでしょうが、小学生が万単位でスマホゲームに課金することが平気な金銭感覚は、褒められたものではないと思います。

個人の趣味嗜好に異を唱えるのはあまりよくないことですが、ゲーム課金とギャンブル(パチンコなど)は紙一重だと思います。お子様をゲーム中毒にしないことと、一般から大きくずれた金銭感覚を持たせないようにするのは、保護者様の大切な任務だと思います。

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