■涼しいと思ったらもう10月です
朝夕涼しくなりましたね。気が付いたらもう10月になっていました。社会のまとめ教材ご紹介の記事を書いてから、2週間以上経ちました。時間が過ぎるのは本当に早いです。
中学生のお子様は中間考査の準備中であったり、考査が終わった学校もあると思います。小学生のお子様は、10月公開テストの準備をしなければ…と思いながら、毎週の復習テストに追われる時期ですね。
6年生のお子様は、公開テスト対策よりも志望校の過去問解きに追われているはずです。過去問解きは必要でないとか、2回目解きは不要という意見もありますが、私はできるだけ多くの年度分を最低2回解くことをおすすめします。12月の直前講習直前までは過去問解きと志望校別特訓対策を柱とする勉強計画でがんばってほしいです。
時間が足りない、マスターコースの勉強だけでも大変、学校行事が負担…などと毎日しんどいことはよく分かりますが、睡眠時間だけは確保して、あとは健康で文化的な最低限度の生活を入試直前まで続けることになります。しんどい毎日が続きますが、あと3カ月ちょっとがんばりましょう。
■インフルエンザ予防接種希望者が大幅増
本日は、受験の大敵、インフルエンザ対策についてです。
例年、この時期からインフルエンザ予防接種が受けられるようになります。大阪の場合、10月1日から接種可能となりました。
今年冬(1~3月)は皆さんがうがい・手洗い・マスク・消毒を徹底されたことでインフルエンザ患者数が激減し、病院経営にマイナスの影響を与えるほどでしたが、今シーズンは「コロナとインフルエンザのダブル感染は避けたい」という気持ちからかインフルエンザ予防接種の予約・受付が殺到しています。
私も全く同じ気持ちで、9月から近隣の病院に電話でインフルエンザ予防接種の問い合わせをしましたが、今年はやや強気な対応の病院があり驚きました。具体的には
- 受診歴のある患者さんのみ事前予約可能
- 一度に2名以上予約する方優先
などです。一部病院の対応を見て、今年はインフルエンザワクチンの数が足りなくなるかもしれないな…と感じました。受験生とそのご家族は早めの予約と接種をおすすめしたいです。ワクチンの効力は4カ月以上ありますので、今すぐ接種を受けても来年1月の関西統一入試まで十分に効果は持続します。
■接種料金は病院ごとに異なります
インフルエンザ予防接種は自由診療のため、お値段は一律ではなく、病院ごとに異なります。1人1回3000円から5000円程度の幅で病院が料金設定しています。
受験生時代の我が家は金銭感覚が麻痺しており、数千円程度の差であれば自宅からできるだけ近い病院を選んでいましたが、今はわずかな違いに敏感です。近いところから1軒ずつ病院に電話をして、料金と接種日、自宅からの距離を考慮しながら、予防接種を受ける病院を決めました。
今シーズン用に準備されたインフルエンザ予防接種ワクチンの数は約6300万本で、過去最高の数量が用意されているそうです。予防接種でインフルエンザの感染を防ぐことができるわけではありませんが、万一感染しても症状を多少でも抑えることができると言われています。
これまでに何度もインフルエンザにかかった私の経験では、予防接種を受けて感染した場合は、接種なしの場合よりもインフルエンザの症状が軽く済んだり、回復までの期間が短かったです。
■エアコン内部の清掃
インフルエンザ予防接種以外で、今のうちに準備していただきたいことをいくつか挙げます。
盲点なのは、空気清浄機や除湿器、エアコンなどの室内の空気を循環させる電化製品の清掃です。空気清浄機は加湿器機能が付いていないものは、ホコリ除去とフィルター清掃(交換)だけで大丈夫ですが、加湿器、除湿器やエアコンのような内部に水滴がたまりやすい電化製品は、内側にカビが繁殖している可能性があります。
機械を動かすと中からカビ臭い空気が出てくると感じられる場合は、高い確率でカビが生えています。
エアコンはお掃除機能が付いていても油断できません。お掃除機能はホコリを一か所に集めるだけで、ホコリの除去が自動で出来ない機種もあり、ホコリが溜まる容器がいっぱいになるとお掃除機能がうまく働きません。ご自宅のエアコンのタイプを取扱説明書で一度ご確認ください。
ダスキンなどの清掃プロにエアコン丸洗いを依頼すると、排水パイプから真っ黒な汚水が出てくるくらいにエアコン内部は汚れています。エアコン清掃は結構なお値段がかかりますので、ご自分で何とかしたいという方は
- 室内機の外観全体
- フィルタを外して水洗いし、乾燥後に装着
- 掃除機でできるだけ内部のホコリを吸い取る
- 細かい汚れは少し濡らした綿棒で取り除く
- よく分からない箇所は触らない
でお掃除をしてみてください。定期的に清掃すれば新品購入から2~3年間はカビ臭を防げると思います。
■除湿器と加湿器内部の清掃
洗濯物を室内干しで乾かすために除湿器をご使用のご家庭は、寒くなる前に除湿器内部の状態をご確認いただきたいです。除湿器はカビが生えやすい家電No.1と言えるくらいに内部は汚れています。
1晩稼働させると3リットル近い湿気がタンクに溜まる機器なので仕方がありませんが、内部の汚れをご覧になるとびっくりしますよ。
数日前に我が家の除湿器からカビ臭い空気が出てくるので、何気なく除湿器内部を覗くと、「もう捨てた方がいいかも」と思うくらいに内部全体がカビとホコリだらけでした…。
この除湿器から排出される空気を吸って暮らせば、冬に病気になるかもしれないな…と不安になる汚れ方で、ここ数日は除湿器の清掃ばかりしています。
全部バラして徹底清掃してくれるプロに依頼することも考えましたが、除湿器がないと洗濯物が乾かないので、1日たりとも機械なしで生活することができません。仕方なく私が外カバーだけ外して恐る恐る内部の清掃していますが、ねじを外しての清掃は機械が故障するかもしれないので、捨ててもいい機械しかおすすめできません。
水タンク付き加湿器もカビが生えやすいです。今シーズン使用開始前にタンク内部を中心に清掃してから使用すると安心です。
家電の清掃と合わせて、カーテンや壁の清掃を行うと完璧です。カーテンは水洗い、壁は濡らすと壁紙がはがれるかもしれないので、クイックルワイパーなどで軽くこするだけでもホコリや汚れが取れます。壁しか使わなくてもワイパーのシートの汚れっぷりに驚きます。
家電清掃以外で早めにご手配いただきたいのは、除菌グッズです。今年2月以降、コロナウィルス蔓延時はマスクをはじめとする衛生用品が軒並み品切れになり、販売中の製品は通常価格の数倍でアマゾンなどで販売されていました。
衛生用品のお値段はだいぶ落ち着いてきましたが、インフルエンザやコロナウィルスが大流行すれば、また品切れとなる可能性があります。効果の有無は個人の感覚により異なりますが、各種1つあると安心です。
150gゲルタイプで約2カ月持ちます。2個あれば統一入試日まで持ちます。ふたを開けると部屋中がプールのような塩素臭で包まれます。効果は目に見えるものではないので分かりません。
気休めかもしれませんが、我が家は受験年はクレベリンを何個も購入して、家の中のあちこちに置きました。毎年のようにインフルエンザに感染しますが、受験年だけは感染しませんでした。
クレベリンはおそらくシーズン途中で入手困難になり、価格が高騰すると思います。
定期的に部屋の真ん中でスプレーしたり、外から帰宅した家族の持ち物に向けてスプレーするなど、インフルエンザシーズンだけでなく、今年のコロナ蔓延時にも我が家は愛用しました。
通常使用であれば、1本あれば今から統一入試終了まで使えると思います。スプレータイプも置き型同様に人気商品なので、シーズン途中で品切れとなる可能性があります。
アルコール消毒スプレーは、外出先の施設(学校やスーパーなど不特定多数の人が出入りする場所)で使用するのはよいとして、自宅であれば石鹸で手洗いして、それからうがいをすれば十分だと思います。
意外と気が付かないのは排水管の汚れです。特に集合住宅であれば月に1回程度、台所、洗面所、風呂場の排水管に洗浄剤を使用することをおすすめします。パイプの詰まり防止にもなりますが、パイプの消毒目的で本製品を紹介しました。
水の流れが悪かったり、今にもパイプが詰まりそうな状態の時は、ピーピースルーをおすすめします。劇薬入りの使い方要注意製品ですが、詰まりに効果がある製品です。
インフルエンザ関連の報道が始まると、いよいよ受験が近づいてきたなあ…という気持ちに毎年なります。室内の空気に気を配り、マスク常時着用、帰宅後のうがいと手洗いを徹底すれば、感染のリスクは下げられます。
もう1つ大切なことは睡眠です。どんなに遅くてもその日のうちにお子様を寝させてください。夜遅くまで勉強しても翌朝は学校で朝早くに起きなければなりません。睡眠不足は結局勉強の効率が落ちて、知識の定着量が少なくなります。
お子様だけでは就寝時間のコントロールが難しいため、保護者様のうまい誘導が効果的です。寝る前の儀式には1分で出来る小学生向けの筋トレなどいかがでしょうか。受験は体力も大切です。
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