成績が伸びない子に効く｢直しノート｣【記事紹介】

本日は、東洋経済オンラインの記事「成績が伸びない子に効く直しノートの威力」をご紹介します。

 中３男児保護者様の質問「一生懸命勉強しているわりには、なかなか成果がでません。模試やテストも受けっぱなしに見えるので、『復習したら』と声をかけるものの、なかなか動こうとしません。何かよい方法はないでしょうか？」への回答として、記事がまとめられています。

 質問の中の「模試やテストの復習をしない」に焦点を当てた回答です。テスト直しは見落とされがちですが、非常に大切なことであると同時に、絶大な効果を引き出す工夫が隠されています。毎年多くの受験生と接する回答者は、当たり前のことを続ける受験生の多くが合格を手にするのを見てきましたが、その当たり前のことの１つに「直しノート」の作成があります。

■間違いは「宝」

直しノートとは、模試やテストで間違えた問題、解答、解説をつけて記録を残し、次のテスト前に復習するために使用するオリジナルノートのことです。模試やテストの復習や直しノートを作ることは目新しいことではなく、昔から言われいることです。しかし、やらない生徒があまりにも多いので、合否結果に大きな差が出ると考えています。

 模試やテストでお子様は点数や評価ばかりを気にする傾向がありますが、大切なことはテストから何を学んだかです。模試やテストで間違いがあるのは当然です。間違いの数＝成長の数で、その間違い＝成長の種を集めた「直しノート」を作っていくと、間違いなく成長して（点数が上がって）いきます。

■直しノートの３つの段階とポイント

第一段階：これが最低限できれば効果は確実に出る

ノート作りを始めます。ノートの見開きに使い、左側に問題を貼り、右側の上に解答、解説、どこを間違えたをまとめます。色を使ってカラフルにし、次回の復習時に楽しく学習できる工夫をします。ノートは科目ごとに用意します。

第二段階：ここまでできれば学力向上が加速する

反省点と対策を書き加えます。すると、成長は加速します。

第三段階：自分だけでなく、周囲の力も味方にできる

誰かにコメントを見てもらう（親←→子、先生←→子など）

お子様が質問や感想をノートに書き、その回答やコメントを先生などに書いてもらいます。

直しノート、いいですね！我が家では「間違いノート」と呼んで、受験直前までぼんず君は繰り返し見直していました。公開学力テストと復習テストはテストの回数も科目も多すぎて、ノートにまとめることはしませんでした。問題用紙をB４判ファイルに綴じて、間違えた問題に付箋を貼り、その問題を何度もやり直しました。

間違いノートを本格的に作り始めたのは小６で過去問を本格的に解き始めた頃からです。科目ごとにノートを用意しましたが、算数：理科：国語：社会＝６：３：１：１くらいの比率で、算数のノートばかり増えていきました。小６の１年間だけで数十冊のノートを作ったと思います。ノートだけでなく、糊の使用量が半端でなく、アラビックのりの詰め替え用ビッグサイズを１本使い切りました。

※2019/5/27 21:30追記

コメントで、裏がシールになっているA４サイズの紙をご紹介いただきました。糊なしで、コピーした紙をノートに貼ることができます。１枚あたり13円以下なので、糊の消費量や手間暇を考えるとお得です。ご紹介ありがとうございました！

中川製作所　楽貼りラベル１面A4サイズ100枚入り：1274円

同じく500枚入り：5200円

ぼんず君の間違いノートの一部です。おそらく全部算数ノートです。最初はキャンパスノートを使っていましたが、リングノートがめくりやすくて、併用しました。

間違いノートは、

1. 間違いの多い傾向、分野が一目で分かる
2. 復習の際に便利
3. ノートの冊数が増えていき、達成感がある
4. 受験当日、試験ギリギリまで活用できる。精神的に落ち着く（らしいです）

といいことづくめです。あえて難点を挙げると

1. 保護者様の事務作業量が増える
2. 管理が大変

くらいでしょうか。切り貼り作業が苦にならない保護者様は、公開学力テストや復習テストの間違いノートから始められると、より早く効果を感じていただけると思います。リングノートが便利ですよ！