黒い講師ブログ「中学受験をわらう」に見る塾&私立学校の対応

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中学受験_記事紹介

■関東地区の休校事情を黒先生ブログで確認

中学受験の裏側を個別塾講師の視点で描く超人気ブログ「中学受験をわらう」を久々に閲覧しました。

面白すぎて関係ないページまで読み入ってしまいましたが、今回閲覧したのは関東地区の私立中学校・中学校および集団塾・個別塾の休校期間の対応を確認するためです。

非常事態宣言の発令から学校の休校延長が決定されるまでの期間が短かったこともあり、小学校や中学校は準備不十分なままで休校が延長されてしまいました。

もっとも、3月丸々1カ月学校が休みだった時期に休校延長を見据えて準備しておいてほしかったなあと思いますが、過ぎたことを言っても仕方がありません。

公立小学校に多くを期待するのは酷ですが、私立の学校は休校延長と同時に対面授業に代わる措置をただちに発表できることが期待される状態だったと思います。3月中から実験的な試みを続けてきた私立の学校は4月以降、生徒さんや保護者様の不安も多少は和らいでいると推測できます。

今年秋の各中学校の進学説明会では、休校期間中の学校が実施したフォロー体制をぜひともチェックしていただきたいです。あたふたして今だに何の対策もできていない学校は少なくないはずです。

黒い講師(黒先生)のブログ「中学受験をわらう」は面白おかしい文体ですが、取り上げられるテーマは重要かつ参考になる話題が多いです。

今回私が確認したかったのは、集団塾と私立学校のフォロー体制ですが、それ以外にも参考になる記事が多かったので、ブログ記事をいくつかご紹介します。

■関東地区の私立学校の休校期間中のフォロー体制

集団塾の記事のようなまとめ記事ではありませんが、私立小学校に通うお子様の1日の例が興味深いです。1時間目から4時間目まですべて双方向web授業で、小学校から提出課題も出されています。

お子様からすれば強力な監視体制に感じるでしょうが、本来は朝から夕方まで学校で過ごすのですからこれでも甘いです。保護者様がイメージする私立学校の姿はこの記事のようだと思います。

小学生男児をマンツーマンで個別オンライン指導をするとこうなるだろうという見本の記事もあります。小学生の豊かな発想に感動できる内容です。

■自宅待機に伴うお子様の精神的ストレス

外出できない状態が続くことでお子様がストレスを受けているという報道を目にしました。「仕事で通勤するストレスはそれ以上だよ…」と思いながら、ぼんず君に「自宅学習でストレスある?」と質問したところ(私が在宅勤務になる前の話です)、「ストレス?ないよ」との返答でした。

変わり者なのでストレスを感じないか、自宅で適当な学習をしていたかでしょう。

黒先生の記事では、ストレスを感じる小学生が多いようで、フォローの一環として担当するお子様と話をする(おそらく電話)だけではなく、保護者様ともやりとりをされているようです。

きめ細かいフォローで退塾や休塾を防いているともいえますが、ここまでまめなフォローができる個別塾の先生はめったにいないです。

■親子で過ごす時間の増加で起きる問題

お子様が黒先生に自分の親から怒られることの相談(愚痴)が身につまされます。そして、黒先生から保護者様に向けたメッセージで自己反省させられます。

保護者様も決死の覚悟で勤めに出かけたり、在宅勤務になっても遠隔であれこれ指示され続けて、それなりのストレスを受けているのです。そこにダラダラ過ごす子が目の前にいると親子喧嘩になることはよく分かります。

■関東地区の集団塾の休講期間中フォロー体制

1つの進学塾だけが授業を継続しているとの書き込みに非常に驚きましたが、それ以外は休校継続中です。フォロー体制は動画配信や宿題の郵送などが大半ですが、1つの進学塾で「双方向web授業」を実施しているところがありました。

録画済の動画授業を見るだけの学習は、小学生にはかなりハードルが高いです。大人でも眠たくなるのに、指名されることのない一方的なビデオを見るだけは対面授業の数分の一の効果だろうなと思います。

録画済の動画授業を見ながらの学習でご注意いただきたい点を一昨日の記事でまとめました。

集団塾に多大なフォローを期待するのは難しいので、今回のような非常時こそ家庭教師や個別塾の先生の出番です。黒先生は3月から非常時対策を準備して、担当生徒の保護者と密に連絡を取り、おそらく双方向webでの個別授業を始めています。

塾の休講で自宅学習に困っている保護者様からの相談を複数受けているとのことで、どのご家庭も自宅学習のやり方を試行錯誤されていることが推測できます。

すでに家庭教師や個別塾をご利用中の保護者様には、「個別教師と共有してほしいこと」の記事がお役に立ちます。学校が休みであれば日中の指導もお願いできます。

大手進学塾は情報システム部という社内組織があるはずなので、少なくとも双方向授業を実施してほしいですね。

中学生のぼんず君が通う塾のフォロー動画は、教科書のページ(文字)をそのまま映像にしてそれを悦明するだけの内容が第1回目の欠席者向け動画で配信されました。

ひっくり返るほどに驚きましたが、その声は家庭内限定での話題です。もう少しヒューマンな動画を希望するのであれば、別途用意されている有料動画を申し込む選択肢もあります。

■休校期間中に開く学力差

個別の先生がついている生徒間でさえ学力の差は出ていることを黒先生も感じておられます。休校期間中に顕著になる学力格差は、ご家庭での取り組みによる影響が大きいです。

学校はあまり期待できず、集団塾は休校中の今は保護者様の支援が不可欠です。保護者様だけで支えることが難しい場合は、今の時期こそ外注(家庭教師、個別塾)を依頼することも必要です。

ただし、チェーンの個別塾は休講中のところが多く、新規対応は難しいかもしれません。その場合は家庭教師だけが選択肢となりますが、6年生以外は無理をしてまで依頼する必要はありません。

最後に、子どもから見た落第ママをご紹介して、本日の記事を締め括ります。

やはり、黒先生は優秀な良い先生であることを改めて感じました。表面的な表現で受け入れない方もいらっしゃるかもしれませんが、中学受験の真っ只中の保護者様には共感いただけるはずです。一度はまると毎日高頻度の更新が楽しみになります。「中学受験をわらう」が辛い受験生活のオアシスとなりますように。

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