人気の人生相談サイトと受験サポートに共通する項目とは?

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中学受験_保護者様向け

ここしばらくの間、生活面での困りごと(探し事)があり、何かヒントになることがないかとgoogleで検索をし続けていました。この件の解決策はおぼろげに見えてきて、これから具体的な行動を取っていこうという状態で一安心です。

検索しながら、探し事とは関係のない「人生相談」のサイトのいくつかにヒットしました。これらを見ても今の問題の解決策やヒントはないだろうな、と思いましたが、googleの説明文に出てくるあらすじが面白そうで、ついつい読み続けてしまいました。

これまで人生相談のサイトにはあまり興味はありませんでしたが、検索でヒットした相談サイトはどれも話題になったり、高いPV(閲覧数)のものばかりです。

■参考になる順・人生相談サイト

幡野広志の、何でぼくに聞くんだろう

写真家・幡野広志さんは2017年に多発性骨髄腫という血液のガンを発症し、余命3年の宣告を受けています。この話を書いたブログは大きな反響を呼びましたが、なぜか人生相談も多く寄せられるようになりました。相談の募集と回答の公開は、cakes(有料閲覧サイト:月500円または週150円で全ページ閲覧可能、最初1週間お試し閲覧可能です)上で行われています。およそ週1のペースで記事は更新されています。

幡野さんはこれまでもtwitterで人生相談を受けてこられましたが、cakesではtwitterの文字上限では回答の難しい深刻な相談に向き合っています。

2019年10月21日に更新された回答がtwitterでリツイートされて話題になっています。タイトルは「相談者は読まない方がいい回答」で、高校生と中学生のお子様2人ともが登校拒否となった母親の相談に対する回答です。非常に心に刺さる内容で、反響が大きい理由がよくわかります。

鴻上尚史のほがらか人生相談

AERA.dotで連載中の人気コーナーです。これは以前から気になって読むことが多かったです。相談者はほぼ大人で、相談内容も自分自身のことが多く、私が検索で探していた疑問点とは全く関連しないものばかりでしたが、意外な収穫がありました。のちほど、その内容をまとめます。

この企画はあまりにも反響が大きく、2019年9月に書籍化されました。アマゾンのページに相談内容の28項目が紹介されていますが、本買いたいなぁと思う相談事が多いです。

蛭子能収のゆるゆる人生相談

雑誌「女性自身」で連載中の記事が女性自身のサイト内でも掲載されています。「笑われる勇気」というタイトルで書籍化されています。サイトで回答をいくつか読みましたが、鴻上さんの回答とは真逆のスタンスで、蛭子さんらしい回答のオンパレードです。

まぁ、ご自身のキャラクターを踏まえて、ど真面目な回答は期待されていないことを分かった上での回答だとは思います…。ゆるゆるな回答で、競艇ネタで話を締めるまとめ方であっても、時々、「蛭子さんなのにいいことを言ってる!」と驚かされる回答もあります。このスタンスなのに、回答に好感が持てる理由は何だろうと考えてしまいました。

■人気人生相談サイトに共通する回答者

上記でご紹介した3つの人生相談サイトで回答されている方は、3名ともそれぞれの世界での第一人者の方ばかりです。 それなのに、偉ぶることもなく、相談者の立場から回答されています。

蛭子さんはちょっと違うかなーと思う回答もありますが、少なくとも、相談者が「相談しなければよかった」と後悔するような書き方はしていません。蛭子さんはふざけているように見えて、実はとても気を使った回答をされています。

幡野さん、鴻上さんの回答は、さらに一歩踏み込んだ内容です。通常の人生相談には見られない、「では、問題を解決するためには相談者は何から始めればいいか」「相談者のどこが間違っているのか」を極めて的確に指摘し、解決策をアドバイスされています。

■受験サポートに応用できる相談回答の姿勢

ここから先の話は、私が感じた内容であり、すべての保護者様やお子様に当てはまらないかもしれません。

鴻上さんの回答文章を読み続けて、気が付いたことです。

  • とにかく優しい。
  • 相談者の状況を的確に理解された上で、共感から入っている。
  • まず、ずばり核心的な回答から始める。
  • 次に、具体的な行動策をいくつか提示する。

この姿勢は、お子様の受験サポートを継続する保護者様に、非常に参考になると思います。

相談者=お子様

回答者=保護者様、に置き換えると分かりやすいです。

困っている時(成績が上がらないなど)は誰でも不安で、どうしたらよいか分かりません。そんな時は、頭ごなしに注意されるよりも、優しく接してもらう方が安心できます。(ずっと優しく接する必要はありませんし、保護者様も人間ですから、それは無理です。)

優しく接することと同じくらいにお子様の心を掴めるのは、共感することです。これも難しいですよね。さぼっているお子様にどう共感しろと?と私も思いますが、それでも一緒に受験を歩んでいくには、お子様の今の状態に共感し、お子様も保護者様が示すプランに共感してくれないと前に進みません。

人生相談の回答者に限らず、塾の人気講師、著名な個人指導講師(このブログで何度かご紹介している西村先生など)は、保護者様やお子様などの心をつかむことが非常にお上手です。

私は、ぼんず君が小3から受験終了までマンツーマンで面倒を見続けましたが、親子のこの距離感は近すぎたし、期間も長すぎたと反省しています。

その反省を踏まえて、ではどうすればよかったのかというヒントは、上記でご紹介した人生相談サイトの中にいくつか見つけられました。必要なヒントはそれぞれのご家庭、お子様、保護者様によって異なると思います。全くヒントが見つからない保護者様もいらっしゃるかもしれません。

それでも、ヒントを見つけようと試行錯誤されることは、お子様に必ずプラスの影響を与えると思います。

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6年生は満席となりました。

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