[6年生]7月以降は志望校別特訓の勉強が最優先になる理由

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(6年)志望校別特訓

■7月から志望校別特訓が始まります

浜学園の6年生のお子様は、7月5日(日)からいよいよ志望校別特訓が始まります。例年と同様であれば、毎月第1と第3日曜日に実施され、朝から夜遅くまで塾で過ごすことになります。

7月と8月の志望校別特訓はまだ中学校別に分かれておらず、男子最難関や女子最難関のようなおおまかな分類です。特別なこだわりがある場合を除いて、ご自宅からいちばん近い校舎で受講されるのがよいです。

志望校別特訓を本部校で受講する特段のメリットはありません。同じコースであればどこで受けてもテキストも復習テストも同じ内容です。西宮本部校で男子最難関コースを受講すれば橋本学園長に算数を教えてもらえるかもしれませんが、浜学園の算数の先生は皆さん高い指導力をお持ちなので、どの先生が担当でも授業内容に大差はありません。

中学校別コースになってからは、実施校舎の数は中学校近くの数校になり、ご自宅から遠くても通わなければなりません。7月と8月は時間の節約と体力温存をしていただきたいです。

■志望校別特訓の勉強が最優先です

今年の6年生は3月から5月末まで小学校や塾が休校になったり、小学校の夏休み短縮のために塾の夏期講習日程まで短くなるなど、例年であれば塾で長時間講義を受けて大量に演習をすることで力をつけるやり方ができません。

それでも志望校別特訓は例年と同様に7月第1週目から開始されます。志望校別特訓のテキストは古い入試問題を中心に構成されています。最難関男子校コースであれば最難関七校の古い問題が中心で、テキストはこれまでのマスターコースよりも難易度が一気に上がります。

志望校別特訓=志望校・併願校の過去問対策となることから、7月からは志望校別特訓の勉強に最も力を入れていただく必要があります。浜学園のコース名で優先順位を並べると、

志望校別特訓>マスターコース>最レの順です。

マスターコースのクラスを維持する必要がありますので、マスターコースの復習テストはそれなりの点数を取らなければなりませんが、今まで反復学習をすることで復習テスト対策をしてきたお子様は、そろそろ反復学習を止めるか、反復する問題を絞らなければなりません。

 テキストの問題はできる限り初見で解いて、問題なく解くことができれば繰り返し解くことは止めます。どうしても自信がない時は、問題を絞った上で授業前日にもう一度解き直しをする程度の反復学習に切り替えられるようにしてください。

 反復学習を止めることで浮いた時間は、すべて志望校別特訓の宿題、復習テスト対策に使います。

■7月から日特対策で10時間以上の勉強が上乗せされます

志望校別特訓1回分の宿題は2週間後の次の回までに終わらせなければなりません。1科目に必要な時間は最低でも3時間、多ければ多いほど安心です。これまでマスターコースの宿題でやっていた反復学習は、志望校別特訓のテキストでやっていただきたいですが、おそらく時間不足のため、自信のない問題だけしかできないでしょう。

3科受講の場合、志望校別特訓の宿題と復習テスト対策で最低でも10時間は必要です。実際はもっと時間がかかります。6月まではなかった勉強で、7月から上乗せになる量です。

これから上乗せされる勉強内容は、

  • 7月~志望校別特訓
  • 8月~夏期講習
  • 9月~志望校と併願校の過去問解き
  • 10月~志望校・併願校の冠模試
  • 12月~直前特訓

と勉強量は増える一方です。教材の取捨選択が必要になるかもしれませんが、できる限りすべての問題を1度は解いてほしいです。

■初見の問題は時間を計って解いてください

7月以降の塾の教材を解く上で心掛けていただきたいことは、初見の問題を入試本番と思って時間を計って取り組むことです。特に算数で実施していただきたいのは、1問ずつタイマーで時間を計って問題を解くことです。目安は5分です。

タイマーは秒単位で時間が計れるものが使いやすいです。あると便利な機能は

  • ピピピ…のアラーム音の消音機能
  • 消音時に光で時間を知らせる機能
  • 数字の入力はテンキーで入れられる機能

です。1日に何十問も時間を計って解く際に、テンキーでないと数字を入力するのに疲れます。タイマーは中学入学後も6年間引き続き使用しますので、良い物を購入しても損はないです。

6年生はこれから受験まで勉強量は増える一方です。だからと言って睡眠時間を削ることはできません。寝不足で勉強すれば効果が落ちるからです。7時間以上の睡眠時間を確保しながら大量の勉強をこなすには、問題を解くスピードを上げるか、課題の問題を間引くしかありません。

お子様だけで判断するのが難しい場面が増えてきます。時間を計って1問解き終えるごとに「時間内で終わったよ。よくできたね」など、保護者様のきめ細かい声かけや励ましがあるとないとでは、お子様が1日でこなす勉強量は大きく変わってきます。

1週間単位で予定を立てて毎日の勉強記録をきちんとつけて、志望校別特訓の勉強を中心に進めながらもマスターの勉強もおろそかにできません。

とてもしんどくて大変です。すべてのお子様ができるわけではありません。だからできるお子様が一歩合格に近づけます。7月の志望校別特訓1回目→公開学力テスト→志望校別特訓2回目のリズムをうまくつかむことが、夏を制する第一歩です。しんどいですが、がんばりましょう。

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