本日は、東洋経済オンラインの記事『世界各地の親が「ネット授業」に悲鳴を上げる訳』をご紹介します。
学校の休校が続く地域のお子様は、自宅学習に行き詰まりを感じる方もいらっしゃるのではないかと思い、この記事紹介を選択しました。海外の事例ではありますが、保護者が大変なのは国が変わって同じであることが分かり、少しほっとする内容です。
リンク先の記事は4コマ漫画で進行する内容のため、マンガの内容から文字で記事を紹介する形を取らせていただきます。
筆者はイラストレーターのハラユキさんです。
■オンライン授業開始後も親の負担が大きい米国の事例紹介
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。4月7日に日本政府も緊急事態宣言を出し、日本でも自粛生活が本格化しましたが、これから私たちの生活はどうなっていくのでしょうか。
目下気になるのは、休校中の子どもの教育問題。学校により宿題が山ほど出たり、ほとんどなかったり。オンライン教材が指示されたり、されなかったり。実にまちまちで、多くの親が戸惑っています。
他国ではいったいどうしているのか。3月16日にいち早く外出禁止令を出したアメリカ・サンフランシスコに住む、ある家族の事例を紹介します。
IT先進地であるアメリカ・サンフランシスコでは公立小学校もオンライン授業が導入されているとのことですが、オンライン授業開始後も親の負担は軽減されておりません。
オンライン授業の内容は、授業動画の配信、出欠や体調確認、面談・チャットでの質問や相談受付、課題のPDFでの配布・採点などをZoomやGoogle Classroomの機能を使って行っています。
■公立小学校オンライン授業開始後、途方に暮れる保護者
中学生より上の学年であればオンライン授業はそれなりに成立しますが、小学生の場合は親のフォローが必要です。たとえば、オンラインクラスミーティングをしても、何も話さずに途中から接続を切って抜けてしまう子もいるそうです。
小学1年生のお子様がいるご家庭の事例が記事では紹介されています。大量の宿題がサイトにアップされています。動画だけがアップされている科目もありますが、説明はありません。
どのように学習を進めたらよいか、ぱっと見ただけでは分からず、オンライン授業開始初日から親の方が挫折しそうな状態でした。
他の保護者さん達も同じように困っているのではと思い、オンラインでクラス保護者グループを立ち上げ現状を共有してみると、多くの保護者さんが同様に困っている状態であることが分かりました。
そして、大量の宿題を丸投げしているだけの先生に不満が向くのですが、学校や先生を責めるだけでは問題解決に至らないと、保護者の意見をまとめて学校に提出したところだそうです。
■慣れてくるとオンライン授業の利点も見えてきます
オンライン授業の利点も見えてきました。
- 宿題の直接のやりとりがないので、感染リスクが下がる。
- 先生のビデオメッセージで子どもが安心できる。
- チャットに書き込むことで、子どもが悩み相談や虐待などのSOSを発信することができる。
シリコンバレーにある小学校であっても、全員の先生がITに精通しているわけではありません。オンライン授業はまだ始まったばかりでまだ四苦八苦が続くものの、今後はその試行錯誤から発展していくと予想できます。
日本の公立小学校はITの導入がまだまだ進んでおりませんが、必ずしも学校単位で進める必要はなく、民間サービスをうまく活用し、すでに導入済の他国の事例を参考にしながら、日本のいい部分を生かしていくことが大切ではないでしょうか。(記事終わり)
■長期戦を見据えて自宅学習のリズム確立を
休校期間が2カ月近く続いている地域のご家庭は、そろそろ息苦しくなっているのではないでしょうか。我が家は中学生ですが、3月初旬からほぼずっと学校は休校しています。
頼みの塾もWEB配信授業に切り替わり、外出もできないために、ほぼずっと室内での生活が続いています。塾のテキストやWEB授業、学校の教材を計画的に毎日勉強すればいいのでしょうが、お子様一人で真面目にこなし続けることは非常に難しいでしょう。
自宅にはスマホやゲーム、テレビ、マンガなど、勉強を中断させる魅力的なアイテムが数多く存在します。競い合うクラスメイトもいません。毎週がんばる原動力となっていた塾の復習テストもありません。
この状況で、ひとりで計画通りに学習が進められるお子様は、今6年生であれば極めて有利に受験を進められるはずです。入学試験そのものがなくなることはないと信じて、がんばってください。
中学受験を目指すお子様にとっては、小学校の休校よりも塾の休校の方が影響が大きいのではないでしょうか。小学生が塾のWEB授業だけでどこまで新しい単元を身に付けることができるか。
入学試験が実施されるとして、その日程が大きくずれる可能性は小さいために、本来予定されていた進度で塾のカリキュラムをこなしていけるかが鍵となると思います。
■お子様が留守番のご家庭は防犯対策を
我が家のような親の見張りがいないとすぐにサボるお子様をお持ちの保護者様は、負担の大きい毎日が続いていることでしょう。
保護者様が外で仕事を続けておられる場合は、学習面での心配に加えて、治安の心配もしなければなりません。小学生だけで留守番をする家に侵入した空き巣と小学生が鉢合わせになる事件がすでに発生しています。
microSD搭載可能なwebカメラを稼働させると、丸1日分以上の動画を録画可能です。1台3500円ほどで購入でき、設置工事も不要です。我が家も1台設置し、万一のために常時稼働させています。
保護者様が平日日中も在宅の場合は、お子様は安全ではありますが、お子様の世話で疲れますね。休校中の小学校のフォローはあまり必要ないと思いますが(張り切って提出の必要な課題を出されるとかえって負担となってしまいます)、塾のweb講義を全科目見せて、理解度を確認して、復習テストを自宅で解く(配布されている場合)ところまでをご家庭内で担わなければなりません。
■お子様よりも保護者様のストレス対策を
塾の休校がGW明けで解除となるかどうか分からない現状では、休校期間中の自宅学習を進めて、塾再開後の復習テストからすぐに得点できるように勘を維持できたご家庭のお子様が強みを発揮できます。
我が家も、塾のweb授業を見る→宿題をする→復習テスト、計算テストなどを取り組む→合格点をクリアできたら次の単元に進む→web授業を見る→以下、ループ…を繰り返しています。
浜学園などの録画web授業配信をご利用のご家庭での自宅学習方法は、我が家と同様のサイクルが基本パターンです。
大切なことは、教材を溜め込まないことと、プリント類の整理はその日のうちに行うことです。
分からない問題の質問ができなくてお困りの場合は、期間限定でwebでの個人指導をしてくれる先生を探すのも1つの手です。大手個別塾の指導がweb授業に切り替わったところもあります。短期間での指導も相談可能だと思います。webであれば近くの教室にこだわる必要はありません。
保護者様の指導が難しい場合は、分からない問題を溜め込むよりも、期間限定での学習サポートをうまくご利用いただきたいです。
自宅で過ごす時間が増えることで最もストレスを受けるのは、お子様ではなく間違いなく保護者様です。お子様の入浴時間くらいは隠しておいたお菓子でも食べながらゆっくりされてください。私はすでに実行済です。休校期間だけはぼんず君の長風呂が嬉しいです。
- 休校期間の教材に最適。1カ月間無料の申込は5/10まで
- 英語&数学の先取り学習に最適!
- 問題演習&ビデオ解説で理解が深まります
- 小4から高3までの講義と教材は使い放題
コメント
こんにちは。小1の母です。初日から9時-15時まで分刻みのスケジュールで全科目オンライン授業が行われています。有り難い反面、毎回教科ごとに大量の宿題があり、プリントを印刷したり、動画撮影の宿題をし、共有アプリにアップロードします。
隣で親が貼り付けていないと対処できず、テレワークが思うように進みませんし、普段の先取り自宅学習の時間が取れなくなりました。
最もストレスを受けるのは、子どもではなく間違いなく保護者様です
→とても共感いたしました。。。
こんばんは。コメントありがとうございます。
小学校、えらくがんばってくれていますね。
放っておいてもらう方がいいのに、とも言えないので
ストレス溜まりますね。。。塾のweb授業もあるし、
こんなフォローを全保護者がしているのか?と思いますが、
ここで差が出ると信じて続けるしかありません。
コロナ終息のために自宅生活、がんばりましょう!